決戦前夜

鹿島との大一番を前にして、自信満々なガンバサポーターなんてほとんどいないはず。心配で心配で胃が痛い…。

毎日・産経・時事が鹿島の勝ち前提で記事を書いているのに対し、ここで一味違う記事を出してるのが夕刊フジ

遠藤が相変わらずなことだけが、何よりも心強い。

明日は、先週と同じNHK総合で観戦予定。

ガンバ大阪「ヤット」で完結!? メークドラマ仕上げへ
2009.11.27


G大阪・遠藤が果たして鹿島の3連覇を阻止することはできるか

 今季のJ1は「ヤット」のメークドラマで完結する−。残り2試合となったサッカーJ1の優勝争いは鹿島、川崎、G大阪の3チームに絞られた。28日、首位鹿島が3位G大阪と直接対決。2位川崎が引き分けるか負ければ、鹿島の史上初の3連覇が決まる。

 そんななか、「心配しないでくださいな。最終節の1試合前の鹿島戦で決まりますから」。こう意気込みを語るのが、ヤットことG大阪のMF遠藤(29)だ。ちなみに、保仁(やすひと)という名前から付けられたニックネームは日本代表の岡田監督もそう呼ぶほど定着している。

 24日にはアジアサッカー連盟(AFC)のMVPを獲得したばかりの遠藤。敵地での鹿島戦に向けて、周囲は決戦を煽るが、「まっ、楽しくやりますよ。それじゃなきゃサッカーじゃないから」と淡々したもの。

 今季のG大阪は前半、大きく失速。シーズン折り返しの17節(7月11日)終了時、首位鹿島に勝ち点差19で順位は8位。優勝戦線から完全に脱落していた。この男がただ者でないのは、実はころころ、「決着がつくのはアウェーの鹿島戦」と予想していたことだ。

 逆転して優勝すればもちろんJリーグ史上最大勝ち点差の逆転優勝となり、まさにJリーグ版メークドラマとなる。

 G大阪は浦和から再三オファーを受けていた西野朗監督が2年契約を延長し、続投が正式に決定。遠藤も「行けたら、行きたい」と話していた海外移籍のラストチャンスを振り切る形で複数年契約を延長した。

 すべてすっきりした形で挑む鹿島との決戦。「楽しくやりますわ」。最後までマイペースでドラマの仕上げに入る。

夕刊フジ編集委員・久保武司

http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20091127/soc0911271633001-n2.htm