ガンバ大阪、天皇杯でようやく鹿島に一矢

そらねえ、いくらなんでも年間対戦成績4戦全敗では恥ずかしいですから。

でもよく勝ったと思います。鹿島の今シーズンを敗北で(しかも鹿島のホームで)終わらせたことで、さんざん苦汁をなめさせられた相手にようやく一矢を報いたわけです。それくらい喜んだって、罰は当たるまい。

ACLも早々に敗退し、CWCもない今年、2年連続のタイトルを目指して、次は仙台と決勝進出を争うことに。

G大阪ベスト4!連覇に向け鹿島下す/天皇杯
2009.12.12 17:15


後半24分、勝ち越しゴールを決めたG大阪・山崎(左)=カシマ(撮影:財満朝則)

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会(12日、カシマ)連覇を狙うG大阪が2−1でJ1王者の鹿島を下し準決勝に進出した。G大阪は山崎が2ゴールと活躍し、今季3戦全敗と苦手にしていた鹿島を振り切った。

 G大阪は試合直前にチョ・ジェジンが体調不良により二川が急きょ先発出場。不安のあったG大阪だったが前半29分、遠藤のFKに壁から飛び出した山崎が頭で合わせて先制。鹿島も前半44分、田代が放ったシュートがゴールポストを弾き、こぼれ球にもう一度詰めて同点に追いついた。

 後半に入っても一進一退の攻防が続く。均衡が崩れたのは後半24分。G大阪は橋本のグラウンダーのクロスを、ゴール前中央に上がっていた山崎が右足で決めて勝ち越し。鹿島は終盤のCK時にGK曽ヶ端を相手ゴール前に上げるなど勝利への執念を見せたが及ばなかった。

http://www.sanspo.com/soccer/news/091212/sca0912121717008-n1.htm

G大阪・山崎2ゴール!宿敵に雪辱/天皇杯
2009.12.12 19:16


勝ち越しゴールを決め、橋本(左)のところに笑顔で駆け寄るG大阪・山崎(右)=県立カシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会(12日、鹿島1−2G大阪、カシマ)連覇に一歩近づいた満足感。というよりも、G大阪の選手たちは宿敵に雪辱した爽快(そうかい)感に包まれていた。西野監督は「ほっとしている。鹿島はJリーグ王者になって、まだシャンパンが抜けてなかったのかな」。いつにも増して口は滑らかだった。

 11月28日のリーグ戦では1−5と屈辱的な敗戦。優勝の可能性が消えるとともに、3連覇を達成した鹿島に勢いを与えてしまった。今季、公式戦3連敗。もう負けるわけにはいかなかった。

 序盤から持ち前のパスワークで主導権を握った。前半29分、遠藤のFKを山崎が頭で合わせて先制。前半終了間際に同点とされたが、気持ちは折れない。「点を取られたことより、また点を取ることを考えた」という山崎が後半24分、再びゴールネットを揺らし、勝ち越した。

 一度は先発メンバーとして発表されたチョ・ジェジンが体調不良を訴え、急きょ二川がメンバー入りするアクシデントもあったが、チームはまったく動じなかった。

 「気持ちを前面に出し、いい試合ができた」と遠藤が言えば、西野監督も「ハードワークをして、よくやってくれた」。宿敵に一矢報い、2連覇への道筋がはっきりと見えてきた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/091212/sca0912122039017-n1.htm

ちなみに浦項スティーラーズはCWCで準決勝進出を決めました。FCバルセロナでしか盛り上げを図る気のないマスコミの報道ぶりをみるにつけ、エストゥディアンテスに対するアップセットの演出を見てみたい気が増してきます。

【クラブW杯】浦項が準決勝へ進出
2009.12.12 10:19


11日、アフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)に2−1で勝ち、握手する浦項(韓国)の選手たち=AP

 サッカーのクラブ世界一を争うトヨタクラブワールドカップ(W杯)は11日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで準々決勝1試合を行い、アジア王者の浦項(韓国)がアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)に2−1で勝った。準決勝は南米王者のエストゥディアンテス(アルゼンチン)と対戦する。

 浦項は0−1で折り返した後半にブラジル人FWデニウソンの2得点で逆転した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/091212/scr0912121020003-n1.htm