東京大学に韓国研究センター設立へ

東大はこれまでにも人文社会系研究科に韓国研究の専攻を設置するなどしているわけです。
これが、大学院情報学環に設立され、そこの姜尚中さんや駒場の木宮正史さんの名前が挙げられているのを見れば、東大内ではそれと別系統のラインで立ち上げるということのようですが。

東京大学大学院人文社会系研究科 韓国朝鮮文化研究専攻
東京大学大学院情報学環・学際情報学府

2009/12/22 18:22 KST
東京大学に韓国研究センター、来年5月設立

【ソウル22日聯合ニュース】来年5月に日本の東京大学に、韓国学の研究・文化交流を担当する研究センターが設立される。日本での韓国学研究の中心になるものと期待されている。

 韓国国際交流財団の任晟準(イム・ソンジュン)理事長は22日、聯合ニュースのインタビューに対し、研究センターは韓日関係の質的な発展と両国間の学術交流拠点の形成を目指したものだとしながら、「来年から2014年まで毎年20万ドル(約1820万円)ずつ支援する計画だ」と明らかにした。

 研究センターは東京大学大学院の情報学環に設立され、初代センター長には情報学環教授で在日同胞の姜尚中(カン・サンジュン)教授が、事務局長は木宮正史大学院助教授が内定した。研究委員は石田英敬教授をはじめ9人が、諮問委員には李御寧(イ・オリョン)元韓国文化部長官やノーベル文学賞受賞作家の大江健三郎氏ら4人が委嘱された。

 設立初年度の来年には、韓国の歴史・文化の記録を保存するアーカイブを構築する。また、韓日合併100年にあたり、未来志向的な韓日関係と北東アジア地域主義の展望や、コリアンネットワークの役割を議論する内容の学術行事などを行う。

 任理事長は、「韓国に対する国際社会の関心が高まっている状況で、日本が過去の植民地史観から脱皮し、『IT韓国』『韓流韓国』などの視覚から韓国を新たに研究するという面で、大きな意味がある」と評した。特に東京大学の要請により設立されることで象徴性も併せ持つとした。

 期待効果としては、▼日本内の韓国学のレベル発展▼知識交流の活性化による韓日善隣意識の涵養(かんよう)▼歴史や独島(日本名:竹島)など、韓日関係の根本的な問題に対する隔たり緩和と理解増進▼北朝鮮核問題解決後の北東アジア共同体構想実現を含む、北東アジア各国間の平和的、安定的な安保・経済協力ムードの醸成――を挙げた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2009/12/22/0400000000AJP20091222003000882.HTML