ガンバ大阪、天皇杯2連覇

試合中継を観ることはできなかったが、優勝祝賀の番組はちゃんと観ることができた。NHK-BS1もたまには役に立つ。
あらゆるタイトルを逃してきた今季、去年の天皇杯とは別の意味で欲しかったタイトルだけに、こうしてしっかりとものにできたのはたいへん嬉しいこと。
まあ、去年のガンバと同じ立場だった名古屋グランパスには申し訳ないけど。

G大阪連覇!名古屋に4得点快勝/天皇杯
2010.1.1 16:11


後半32分、左足で決勝ゴールを決めるG大阪・遠藤(中央)=国立競技場

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝は1日、東京・国立競技場で行われ前年優勝のG大阪が名古屋を4−1で下し、前身の松下電器時代を含め2年連続3度目の優勝を果たした。

 G大阪は前半6分、ゴール前のパス回しからルーカスが豪快に決めて先制。名古屋も前半40分、ケネディが落としたボールを中村が頭で押し込んで同点に追いついた。

 後半に入り一進一退の攻防を繰り広げた両チームだったが、G大阪は後半32分に敵陣でパスを受けた遠藤がドリブルで駆け上がり、エリア手前から左足でシュートを決めて勝ち越し。その後はG大阪がペースを握り、二川、遠藤がたてつづけに得点を決めて試合を決定づけた。

 Jリーグ1部を2位で終えているG大阪はすでにAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得ており、天皇杯優勝チームに与えられるACLの出場権はJ1で4位に入った広島が獲得することになった。

ストイコビッチ・名古屋監督

「自分たちのペースで試合ができたし、選手を誇りに思う。1−2の負けも、1−3の負けも、わたしにとっては一緒」

西野朗・G大阪監督

「チームを去る選手もいるし、この大会は一番難しい。2009年はなかなかタイトルに届かなかったので、天皇杯にかける思いは強かった」

http://www.sanspo.com/soccer/news/100101/sca1001011613000-n1.htm

G大阪、理想のサッカーが結実/天皇杯
2010.1.1 20:32


G大阪−名古屋 後半41分、3点目のゴールを決めたG大阪・二川(10)に飛び付く安田理(左)ら=国立競技場

 G大阪が誇るアジアMVPらしい活躍ぶりだった。1−1で迎えた後半32分、遠藤は相手2人をかわしながらドリブルで中央へ切れ込み、左足で鮮やかにゴール右隅へけり込んだ。

 これが決勝点。「左にフリーの選手がいたのでパスの選択肢もあったけど、そのままの流れでいった。GKが正剛さん(楢崎)なので、厳しいところを狙った」と喜んだ。

 この一撃で流れは変わった。さらに41分の二川のダメ押し点を演出すると、ロスタイムの自らのゴールで締めくくった。2得点で1アシスト。前半6分の先制点も遠藤が起点となっており、4得点すべてに絡んだ。

 2008年のACLと前回の天皇杯を制したチームは今季前、日韓の代表クラスをそろえた大型補強を敢行。「全タイトル制覇」という壮大な目標を掲げながら、なかなか優勝には届かなかった。最終ラインを高く上げ、ボールを支配して華麗なパス回しで崩す攻撃サッカーは、守備を固められた末にカウンターで屈することが多かった。

 最後に残された大会で理想が結実した。勝ち越しても守らず、さらに攻め抜くスタイルを貫き、今大会は全6試合で22得点。しかもリーグで2敗した鹿島と名古屋に雪辱した。「素晴らしいサッカーで圧倒できた。内容も非常に満足。ガンバのスタイルで勝ち取ることができて、うれしい」。西野監督の表情は晴れ晴れとしていた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/100101/sca1001012034006-n1.htm