映画「아빠가 여자를 좋아해(パパは女の人が好き)」

夕方、龍山CGVにて、映画「아빠가 여자를 좋아해」を観た。封切り3日目で評判の映画だっただけあって、客の入りは上々。

主演のイナヨンは、名作との誉れ高いドラマ「勝手にしやがれ」で観て以来、「とにかく美人」とインプットされているが、映画「英語完全征服」などでは別の面も見せている。才能ある女優さんだと思う。

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勝手にしやがれ」の頃はただかわいいだけかとも思えたイナヨンの役どころはいわゆるトランスジェンダーなのだが、そっち方面からの問題提起はあまり主題にはなっていない。これはむしろラブコメホームドラマのミックスとして楽しんだ方が楽しめる。

天海祐希っぽくも感じられるようになってきたイナヨンは難しい役どころを見事にこなしてるし、笑いどころもたっぷりあるし、オトコはカッコ悪いし、爽やかでかわいらしい映画。日本で公開してもかなりいい線いけるのでは…。

2010/01/12 18:18 KST
<インタビュー>新作映画で独特の魅力発揮、女優イ・ナヨン

【ソウル12日聯合ニュースイ・ナヨンの演技は独特だ。もじもじとして口ごもりがち、何かを渇望しているようであり空っぽにも見える瞳は、誰もまねできない彼女の個性だ。片思いを演じさせたら抜群で、映画「英語完全制服」(2002年)、「小さな恋のステップ」(2004年)は彼女の個性が遺憾なく発揮されている。
 そんな女優イ・ナヨンが、再びもどかしい恋を表現する。映画「パパは女の人が好き」で演じる主人公ソン・ジヒョンは、男性から女性に性別適合手術を受けたために、片思いではないものの簡単に相手に歩み寄ることができない。


イ・ナヨン=(聯合ニュース

 14日の封切りを控え、イ・ナヨンにインタビューをした。まず、性別変更という難しいモチーフと、男性を演じることに対する負担について聞くと、「コメディーとトレンスジェンダーという素材の組み合わせが斬新に見えた。女優としてイメージに打撃になるかもしれないという懸念もあったが、とても温かい話なので大丈夫だと思った」との答え。おかしなことに男性役には違和感はなかったという。カットした髪はテレビコマーシャルでなれていたし、もともと大きめの服も良く着れば、運動も好きなためジャージ姿も平気だった。本当に難しかったのは、準備段階でジヒョンというキャラクターのアイデンティティーに迫ることだった。

 映画は、性別適合手術を受けた写真家ジヒョンと、特殊メークアーティストのジュンソ(キム・ジソク)の恋をコミカルに描く。何よりイ・ナヨンの魅力が光る作品だ。口べたでどこかギクシャクした動きはむしろかわいらしく、男性に変身して下手な正拳突きを披露する姿は、笑いを誘うも愛らしい。

 「小さな恋のステップ」など、似たような役柄ばかりではないかとの批判もあるが、映画とは俳優の個性に監督の演出力が重なってできるもので、ある程度は違ってくるというのがイ・ナヨンの考えだ。それでも、「演技が難しいのは事実です。難しすぎて死にそうです」。

 今後どんなジャンルの映画に出たいか尋ねたところ、「近ごろの女優はジャンルを選べる状況はないようだ」という答えが返ってきた。彼女もアクションやコメディーも挑戦したいと考えているが、映画界を取り巻く状況は厳しいのが現実だ。

 実際、彼女がこれまで選択してきた映画は一般受けしたとはいい難い。253万人の観客を集めた「私たちの幸せな時間」(2006年)を除くと、興行成績が注目に値する作品はほとんどない。オダギリジョーと共演した前作「悲夢(Himu)」(2008年)は観客9万人にとどまった。出演を決める際、彼女はシナリオを読み、作品性よりは大衆的で面白い映画を選択するという。「悲夢」もシナリオを読んでとても面白く感じた作品だった。「これこそがコメディーだと思ったが、観客はちょっと違う見方だったようです」。

 素顔のイ・ナヨンは、確かに人とは変わっていて、多少とぼけた面もある。映画鑑賞と読書が趣味だ。好きな役者や監督を聞くと、「ペドロ・アルモドバル(監督)とペネロペ・クルスの組み合わせは完ぺき」と即座に答え、さらにウディ・アレンジャン・ピエール・ジュネティム・バートンジョニー・デップコーエン兄弟ハビエル・バルデムと、ひとしきり挙げた。

 彼女自身はどんな役者になりたいのだろうか。じっと考え込んでから、「誰かがわたしを見たとき、ただ『おもしろい俳優』と感じてくれるといい」と答えた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/01/12/0200000000AJP20100112001200882.HTML