済州KALホテルの近く、三姓穴の隣にある、済州特別自治道民俗自然史博物館。
その名の通り、自然史と民俗とをテーマにしたその展示は、滋賀県の琵琶湖博物館を思わせるところもあり、済州という独自性を持った土地を訪れた者にとって、なかなか興味深い*1。
ただ、ちょっと残念だったのは、海洋生物生態館を含めて、(人間を除いて)生きていたのは池の金魚くらいだったこと。せっかく海と山に恵まれた済州島にあって、そうした条件を生かしきれていないのは観光地としてはもったいない。
なぜ済州にあるのかよくわからない博物館の類が済州島にはたくさんあるのだけど*2、それよりも何よりも、水族館があれば、済州観光のニーズにバッチリはまるような気がする。
2009/10/30
<フォトニュース> 済州島に東洋最大の水族館
東洋最大の水族館となるテーマ型海洋科学館が、済州道西帰浦市・城山邑のソプチコジに建設される。同地で27日、起工式が行われた。ソプチコジは韓国ドラマ「オールイン」のロケ地として有名で、海岸沿いの風光明媚な地だ。金泰煥道知事は、「世界自然遺産の城山邑に東洋最大の水族館という新たなランドマークが誕生することになった」と期待を表明した。
海洋科学館の敷地は約9万3000平方?の敷地に建設される。海の原理などを体験する海洋体験科学館(4943平方メートル)、海の動・植物などを展示する海洋生態水族館(1万5105平方メートル)、海洋動物ショーなどを見せてくれる海洋公演場(5483平方メートル)などを備える予定だ。建設に当たり、2012年4月まで1226億ウォンが投じられる。建設投資などに参画した企業連合は同施設を完工後30年間運営した後、済州道に寄付する。
http://www.toyo-keizai.co.jp/news/photonews/2009/post_34.php
このニュースがどうなっていくか、ちょっと楽しみにしている。
ちなみに、この博物館のさらに隣には、こんな感じの施設もある。
とりあえず、この手のものは済州にも足りているらしい。
建物内の展示は見学自由なので、興味のある方はどうぞ。