慶尚道2泊3日 知らない人のお墓参りツアー・1

今週の頭になるが、2泊3日で慶尚道を巡ってきた雑感などを。

まずはKTXで東大邱まで。ここから市外バスに乗るのだが、駅前に分散してあるのは全て高速バスターミナル。大邱の東部市外バスターミナルは駅から少し離れたところにある。面している大通りからは段差があって見えにくいので、歩くのなら地図をしっかり確認しておきたい。



市外バスと座席バスとを乗り継いでやってきたのは、おそらく4度目の国立永川護国院。

1年前にも書いたように、ここの埋葬墓域はすでに満場を迎えていて、現在の受け入れは右に見える「忠霊堂」内の納骨堂のみで行なわれている。



で、見る限り安葬者の受け入れは実に順調に進んでいるようで、どう考えてもここも遠からず満場を迎えることになる。

となれば、何らかの対策が考えられなければならない。すぐに思いつくのは納骨堂の増改築・新設である。永川護国院には無駄にただっ広いところがあるので、そうしたスペースの効率的な利用、なんてのは合理的に考えれば至極当然の発想だろう。

しかし、ことはそう簡単には運ばない。

「納骨堂反対!!故郷山川守護!!
コギョン面民は納骨堂建設に強力に反対する!!」

「決死反対」と書かれたこの横断幕は、永川護国院の入口すぐのところに掲げられていた。

国民教育の場であるべき報勲施設がそもそも地元住民の理解を得られない。この現象は、単なる地元エゴで片付けるわけにはいかない問題を孕んでいるように思う。


まあこの件についてはまた改めて。