暮らしてる世界が違う

こういうサイトがあるらしくてですね。

Public University Salaries Database - CollegiateTimes_com

何かと言えば、アメリカ合衆国公立大学の教員のお給料が、個人名も込みでわかってしまうデータベースみたいです。

例えば、2008年のUCLAを例に取ってみると、トップはこんな感じです。

でもって、下の方はこんな感じになっています。

円高の昨今ではありますし、上下の分散は相当ありますが、それでも数千万円クラスの年収を得ていることは一目瞭然です。

それに比べれば、日本の国公立大学の教員の年収なんて…と思う気持ちは、分からないでもありません。

しかしですね。

仮に、日本の大学教員のお給料をこんな風に公開したとして、「意外と貰ってないんだな」という反応を貰えると思っているとしたら、おめでたいとしか言いようがありません。

まあ、そうですね…年収300万円を切っているのなら、そんな風に思われるかも知れません。でも、仮にも「大学教授」であれば、そんなことはないでしょう。

高級官僚や外交官との比較だけを考えていれば、大した給料ではないんでしょうけど、公務員であるというだけで叩かれかねないこのご時世に、それはあまりに能天気な考えではないかと思いますよ。

身の回りにいくらでもいるであろう専業非常勤やポスドクや大学院生にしてみれば…。


書いててうんざりしてきたので、厄払いをしておきます。