建国大学校の学生意識調査

特に意外性のある結果は見えませんが、後々の参考になるかもと思いつつクリップ。この辺の記事に書いてあることを踏まえれば、「そらそぉやろなあ」と納得できるところは多いですねえ。日本でも比較対照が可能な調査をしてみたら、ちょっと面白いかも知れません。

建国大学校と言えば、獣医畜産関係が有名で、牛乳やハムの販売でも知られているソウルの総合大学です。日本の大学で強引にイメージづけるとすれば、「明治大学北里大学を合わせた感じ」にでもなるでしょうか?

建国大学校言語教育院 - ソウルナビ

建国大学校ソウルキャンパス|「コネスト」


2010/09/13 11:49 KST
建国大学の学生9割「日本の首相知らない」

【ソウル13日聯合ニュース】建国大学人文学研究院は13日、韓日強制併合100年を迎え、同大学ソウルキャンパスの在学生524人を対象に、韓日関係に対する意識を調査した結果を発表した。
 それによると、10人中9人の割合で現在の日本首相と政権政党韓日併合条約締結日を知らないなど、韓日関係と過去の歴史に関する基礎知識が不足していた。

 回答者の94.7%は現在の日本の首相が誰なのか知らないか、間違って認識していた。日本の執権政党を知らない学生も91.0%に達した。

 日本による国権侵奪当時の歴史的状況に対する理解も不足しており、伊藤博文が韓国統監だったことを知っている学生は50.4%で、10人中約1人が韓日併合条約の締結日と公布日を正確に知っていた。

 大学で日本による植民地時代や日本に関する講義を受講したことがない学生は80.0%に達し、歴史教育を受ける機会も非常に不足していることが明らかになった。

 しかし、回答者らは過去の歴史問題の清算に対する強い意志を示し、植民地支配に対する日本の謝罪と賠償が十分に行われていないことにも、明確な問題意識を感じていた。

 回答者の90.3%が「韓日の過去問題が必ず清算されるべきだ」と答え、過去問題の清算に必要なこととしては、「強制動員に対する謝罪と補償」(25.2%)、「強制併合に対する謝罪」(23.3%)、「挺身隊問題に対する謝罪と補償」(19.9%)などを挙げた。

 また、日本に好感を持っていない回答者の71.4%は、その理由として「植民地支配に対する謝罪と賠償をしていないため」と答えた。「日本が韓国を植民地支配したため」との回答は4.5%にとどまった。両国関係が現在より緊密になるべきだと考えている回答者は全体の83.6%を占めたが、「韓日関係の未来が明るい」との回答は4.8%にすぎなかった。

 同大学のチョン・ジンア教授は、日本に対する常識水準の知識さえ不足しているのは歴史教育に問題があることを意味すると指摘した。ただ、学生らが日本の謝罪と賠償問題、強制動員、挺身隊問題などを明確に認識しているなど、肯定的に評価できる面もあると説明した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2010/09/13/0400000000AJP20100913001200882.HTML