ゴール地点が見えないKリーグ八百長事件

今のところ、リーグ戦は平常どおり行なわれているようですが、だんだんそれも難しいくらいの状況になってきています。この事態がさらに拡大するようであれば、リーグ戦中止も充分にあり得るでしょう。

衝撃のKリーグ八百長、加担者半分が「国家代表出身」
2011年07月08日14時31分

数百万ウォンの前に太極マークのプライドが崩壊した。今回のプロサッカー八百長問題に関連し、検察に起訴された選手は計52人。そのうちちょうど半数にあたる26人が韓国を代表する国家代表出身であることが明らかになった。

26人は青少年代表からA代表チームを通じて、過去最低1回は太極マークを胸に掲げた選手たちだ。すべてのサッカー選手の憧れであるA代表チームに呼ばれた選手も10人にもなる。彼らはいつでも国家代表に合流できる技量があった。

クァク・ギュホン昌原(チャンウォン)地検次席検事は7日、プロサッカー八百長の2次捜査結果発表で「現役国家代表が八百長に関わったという事実はない」と明らかにした。しかし検察の起訴者名簿には6月のガーナ戦とセルビア戦に召集された現役国家代表守備手1人が含まれていた。守備手L(24、大邱)は、Aマッチに出場したことはないが、趙広来(チョ・グァンレ)A代表チーム監督が着任してから5回も国家代表チームに召集された。

全南(チョンナム)のMFのP(25)はU−17からU−20そして五輪チームにわたって、国家代表として46回もグラウンドに立った。そんな彼もサッカー界の先輩キム・ドンヒョン(27)とチェ・ソンヒョン(29)が渡した2925万ウォン(約223万円)の前では何者でもなかった。U−20チームから22試合に出場した大田(テジョン)の守備手P(24)も、チェ・ソンヒョンとキム・ドンヒョンの誘いで700万ウォン(約53万円)で八百長に加担した。

選手らを説得して八百長に引き入れたキム・ドンヒョンチェ・ソングク(28)もAマッチに出場した国家代表だ。彼らが悪の道に入ることになった第一歩は、サッカー界の先輩後輩の誘いから始まった。プロスポーツ選手は上下関係の結束が固い。これがかえって悪影響を及ぼしたのだ。あまりにも広範囲にわたっているため、仲間が加担していても特に問題意識を感じることなく参加したケースも多い。八百長による心的苦痛を味わってから抜け出そうとしても、組織暴力団の脅迫に打ち勝つことはできなかった。

クァク次席検事は「一部選手は巨額の対価金を手に入れる目的で加わったが、大部分が先後輩関係のために八百長に加担した。一度加担すれば、組織暴力団八百長の事実を暴露すると脅し、次の試合でも仕方なく八百長に加わらなければならなかった」と明かした。

http://japanese.joins.com/article/610/141610.html?servcode=600§code=610

記事入力 : 2011/07/09 08:06:28
Kリーグ八百長:逮捕者続出でGKがいない!?

尚武、GK足りずフィールドプレーヤーが代行

 八百長騒動に揺れるKリーグで今週末、8試合が行われる。

 登録選手の8.5%に当たる53人が八百長に関与していた事実が判明する中、Kリーグは1983年の発足以来初めて、正式なGKが出場できず、フィールドプレーヤーがグローブをはめてゴールを守るという事態になった。八百長事件をめぐる第2次捜査結果を発表した検察が、関与が疑われる選手について引き続き捜査を行う方針を打ち出したため、Kリーグは今後の運営も不透明な状況だ。

 9日午後8時からソウル・ワールドカップ競技場で行われるFCソウル尚州尚武戦では、尚武は正式なGKが出場できない。

 八百長に関わった疑いで4人のGKのうち3人が検察に呼ばれた上、残ったGKクォン・スンテは2日の大邱戦で警告2回の退場処分を受けたため、きょうの試合には出られないのだ。国軍体育部隊の尚武は苦肉の策として、軍の中で、2008年までKリーグでGKとしてプレーした経験のある兵士を動員しようとしたが、兵士の所属する部隊と折り合いがつかず断念。尚武はフィールドプレーヤーのうちクァク・チョルホとイ・ユンウィのどちらかにゴールを守らせる考えだ。2人はGKの経験はないものの、チームでの練習で素質があると判断され、抜てきされたという。

 ともに勝ち点21で9位(尚武)と10位(ソウル)につけている両チームの対戦は、八百長騒動さえなければ注目の一戦だった。今シーズンからストライカーに転向し、11ゴールを挙げて得点ランキングのトップを走る金正友(キム・ジョンウ)=尚武=と、9ゴールで3位につけるデヤン=ソウル=の対決が見られるからだ。だが、9人もの選手が八百長に関わっていた尚武との試合は、相手チームにとって「勝って当然、負ければ恥」という試合になってしまった。

 2位の浦項スティーラースは、八百長騒動で監督までもが辞任した大田シチズンとホームで対戦する。トップを走る全北現代は、GKヨム・ドンギュンが前所属チームの全南で八百長に関与していたとして逮捕されたため、メーンのGKを欠いた状態で蔚山とのアウェー戦に臨む。八百長騒動で選手が逮捕されるなど通常のスタメンがそろわないチームが現れ、Kリーグは徐々に「コメディー・リーグ」に変わり始めている。

閔鶴洙(ミン・ハクス)記者

http://www.chosunonline.com/news/20110709000001

全容の解明が終わっておらず、まだその議論ができる段階ではありませんが、ここからどう立て直すかを、いずれは考えなければなりません。