交通関係ネタ2題

KTX開通前にはソウルの玄関口として親しまれ、私自身もしばしば利用したソウル駅の旧駅舎が、ようやく復活するようです。長いこと閉鎖されたままで寂しかったですから、また機会を見つけて行ってみたいと思います。



記事入力 : 2011/07/15 14:22:40
ソウル駅旧駅舎、複合文化施設として生まれ変わる

待合室などを展示・公演スペースとして活用

 80年にわたって韓国の鉄道を代表する存在だったソウル駅旧駅舎(史跡第284号)がこのほど、その役目を終えて7年ぶりに「文化駅ソウル284」として生まれ変わる。

 文化体育観光部(省に相当)は14日、現地で説明会を開き「ソウル駅旧駅舎は、公演や展示、セミナーなどを行う複合文化施設として生まれ変わり、来月9日にリニューアルオープンする」と発表した。旧駅舎の中央ホールや、かつての1・2等列車の待合室、3等列車の待合室、グリル(大規模食堂)などは、展示や公演のためのスペースとして活用される。

 文化体育観光部は2009年7月から、2年にわたって旧駅舎の復元工事を行い、1925年の建設当時の原型をできるだけ忠実に再現した。現在のところ、中央ホールのドームにステンドグラスを敷き詰める工事を残すだけとなっており、工事進捗率は95%に達している。復元工事を行うに当たって相談役を務めた京畿大建築大学院のアン・チャンモ教授は「旧駅舎の象徴といえるドームは今回、古い銅板を10%ほど交換した。濃い緑色のドームに合わせるため、新品の赤い銅板に酸化銅を吹き付け、早く錆びるように細工した上で取り付けた」と説明した。なお、旧駅舎のドームは、1985年に台風で破損したため、上に新しいドームをかぶせていた。

 1925年に完成したソウル駅旧駅舎は、2004年の韓国高速鉄道KTX)開業に合わせて建設された新駅舎に鉄道駅としての役目を譲るまで、日本の植民地となった悲しみや光復(植民地支配からの解放)の喜び、韓国戦争(朝鮮戦争)の傷跡、近代化や民主化といった韓国の近・現代史を見守ってきた。1981年9月には、ソウルを代表する近代建築として文化財に指定された。

グラフィック=キム・ヒョンジ記者、キム・チュンミン記者

キム・ギョンウン記者
イ・ヒウォン・インターン記者(米国デューク大2年)

http://www.chosunonline.com/news/20110715000046

いっぽうこちらは空のお話。済州航空が過去最大業績を上げたとのことです。韓国LCCの先駆けとしての先行利益を享受している感じですね。航空会社ブランドとしても、国内外ですっかり定着した感があります。


記事入力 : 2011/07/15 07:03:08
済州航空、過去最大の業績

上半期の営業利益12億ウォンの黒字

 韓国の格安航空社の代表格とも言える済州航空が、今年上半期に過去最大の業績を記録した。

 済州航空は14日に上半期の業績を発表。それによると、売上高は1090億ウォン(約81億4400万円)、営業利益は12億ウォン(約9000万円)だった。これは昨年同期に比べ売上高は64.2%増、営業利益は92億ウォン(約6億8800万円)の赤字から黒字に転換した。この結果、昨年下半期に初めて黒字に転換した済州航空は、今年上半期には燃料代の高騰や東日本巨大地震などの影響を受けたにもかかわらず、2期連続で黒字を記録した。

 とりわけ今年上半期は国際線の売り上げが564億ウォン(約42億1500万円)を記録し、国内線の526億ウォン(約39億3100万円)を初めて上回った。

 済州航空のヤン・ソンジン常務は「東日本巨大地震の影響による需要減と、燃料代高騰という悪材料はあったが、国際線の新規就航や国内線の路線数拡大によって過去最大の業績を記録することができた」と満足げだった。

 済州航空は昨年下半期から「仁川−香港・マニラ」「釜山−セブ島」、今年上半期からは「釜山−香港・バンコク」「済州−大阪」路線に新たに就航し、国際線は計11路線にまで拡大した。国内線でも今年上半期に利用者数が25%増え、とりわけ根強い需要のある「金浦−済州」区間では14.1%のシェアを占めた。これは大韓航空アシアナ航空に続く3位だった。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者

http://www.chosunonline.com/news/20110715000003