堤川のサッカー

堤川は、忠清北道では清州・忠州に並ぶ「市」ですけど、まあハッキリ言って田舎ではあります。まだ行ったことはないんですが。

堤川市 - Wikipedia

忠清北道 地図 - 旅行のとも、ZenTech

その堤川が最近、新たな「サッカーどころ」として注目されているようです。

記事入力 : 2011/07/26 08:29:28
高校サッカー:堤川第一高が初の決勝T=全国選手権
強豪・青丘高を下し24強入り、梅灘高・輔仁高も2連勝で決勝Tへ


「創部以来初の全国大会予選突破」を決めた選手たちは、練習も楽しそうだった。25日の試合で青丘高を下し、全国高校サッカー選手権の24強入りを果たした堤川第一高の選手たちが、試合後の整理運動を終え、明るい笑顔を見せている。/写真提供=堤川市サッカー協会

【堤川=孫章薫(ソン・ジャンフン)記者】 第66回全国高校サッカー選手権大会が開催されている忠清北道の堤川サッカーセンター第1球場。25日午前9時の時点で駐車場は満車だった。試合開始1時間前にもかかわらず、堤川市中心部から約7キロ離れたサッカーセンターには多くの観客が詰め掛けた。

 ユニホームを着た選手たちがグラウンドに姿を現し、練習を始めると「堤川第一、頑張れ」と声援が飛んだ。平日の午前中、まだ早い時間にもかかわらず、400人余りの堤川市民が「ホームチーム」の堤川第一高校を応援するため競技場に集まった。市内に住むキム・ウィミョンさん(43)は「先週の土曜日には同好会のメンバーたちと開幕戦を見に来た。その日の試合は残念な結果に終わったので、きょうも応援しようと皆で有給を取って観戦することにした」と話した。

 午前10時、キックオフ。声援はさらに大きくなった。ホームの観衆の熱曲的な応援を背に、堤川第一高は予選1組の試合で青丘高を3−2で破る番狂わせを演じ、24強による決勝トーナメント(決勝T)に進出した。

 23日に行われた初戦の光明工高戦で、PK戦の末に敗れた堤川第一高は、予選突破に向けて死力を尽くした。選手たちは体を張って相手の攻撃を止め、積極的に動いて敵陣で青丘高を圧迫した。

 前半13分、ハン・サンチョルがペナルティーエリア右からのフリーキックを直接決めると、試合は堤川第一高のペースに。前半29分には相手GKが蹴ったボールをイ・チェソンが軽く押し込んで追加点を挙げ、前半ロスタイムにはチョ・ナムアがPKを決めて3−0と大きくリードを奪った。

 この日の勝利で1勝1敗となった堤川第一高は、グループ1位の光明工高(2勝)に次ぐ2位で決勝トーナメントに進出。同校のキム・ワンジュ監督は「技術的な部分は大きく向上し、強豪と対戦しても引けを取らない。体力不足で終盤に失点するという弱点さえ克服すれば、上位進出も可能だろう」とコメントした。

 強力な優勝候補の梅灘高と輔仁高は、ワンランク上の実力を見せて予選2試合で2勝を収め、グループ1位で決勝トーナメント進出を決めた。

http://www.chosunonline.com/news/20110726000012

記事入力 : 2011/07/26 08:30:08
堤川市、サッカー不毛の地から中心地へ
芝グラウンド3面のサッカーセンター建設、全国からサッカーチームが続々
週末には宿泊施設や飲食店が大にぎわい

【堤川=孫章薫(ソン・ジャンフン)記者】 第66回全国高校サッカー選手権が開催されている忠清北道堤川市はこれまで、小・中・高校でサッカー部のある学校が1校ずつしかないサッカー不毛の地だった。だが、国際規格の人工芝グラウンド3面を備えた堤川サッカーセンターがオープンすると「サッカー人気」が過熱し始めた。

 サッカーセンターは2008年7月、資源管理センターと同時に建設された。堤川市はごみ処理施設である資源管理センターを建設する際、住民の福祉のため付近にサッカーセンターを作った。新しいサッカー施設がオープンしたとのニュースが伝わると、堤川市民だけでなく、全国からサッカーチームが集まってきた。人口13万人の堤川市にサッカーをするためにやって来た人は、過去3年間で8万人を超えた。

 堤川を訪れる人が増えると、地域の経済は活性化し、市民は非常に喜んだ。堤川サッカー協会のイ・ガンユン会長は「同好会チームのリーグを一年中開催できるようにしたため、地域のチームが45チームと2倍以上に増えた上、他地域からもチームが来るので、平日の午後でも競技場の予約がいっぱいだ。週末はサッカーの試合をしに大勢の人々がやって来るので、宿泊施設や飲食店もにぎわっている」と話した。

 これまで学校のグラウンドや土の練習場でトレーニングしていた地域の選手たちは、新たな環境で実力を磨いた。創部以来、全国大会の予選を一度も突破したことがなかった堤川第一高は、今大会で24強による決勝トーナメント進出を果たし、徐々に頭角を現している。

http://www.chosunonline.com/news/20110726000013