だから高校野球はやめられない。

あるんです…あるんですよこういうことが。

この現場に立ち会えた人が、羨ましいです。私はテレビの前にいましたから。



土壇場の逆転満塁弾=遠藤、勝負強さ発揮−高校野球八幡商


帝京―八幡商の9回表八幡商1死満塁、遠藤が右越えの逆転満塁本塁打を放つ。八幡商が5―3で逆転勝ちした=13日、甲子園 【時事通信社

 信じられないような結末が、九回に待っていた。八幡商は帝京の渡辺に八回までわずか2安打。二塁すら踏めなかった。

 1死後、打順が4巡目に入ると反撃開始。1番高森から3連打で塁を埋めた。主将の3番白石は「つないで(5番の)遠藤に回せば、何とかしてくれると思った。チャンスにめっぽう強いやつだから」。坪田の遊ゴロが敵失を誘い、1点を返しなお満塁。遠藤に回った。

 「ゴロを打って併殺になるくらいなら、思い切りいこう」。ファウルで粘りながら、「変化球が入らないから直球しかない」と冷静に読んだ。フルカウントから9球目の外角直球を強振。打球は右翼ポール際に飛び込んだ。逆転満塁本塁打。4万7000人で膨れ上がった観客席が沸いた。

 満塁アーチも右方向への本塁打も初めて。「打った瞬間に入ったと思った。本当にうれしい」と言葉を弾ませた。滋賀大会でチーム最多の13打点と勝負強い。3点差を逆転した決勝では勝ち越しの2点三塁打を放った。

 今大会は1回戦でも、白石が満塁本塁打を打っている。八幡商は7度目の夏の甲子園で、初の2勝。劇的な逆転勝ちで優勝候補を破り、目が離せない存在になった。(2011/08/13-17:54)

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011081300230

八幡商 粘投エース見届けて泣いた!ムダじゃなかった炎天下の走り込み
第93回全国高校野球選手権2回戦 八幡商5―3帝京 (8月13日 甲子園)


帝京戦に先発した八幡商・吉中
Photo By 共同 

 八幡商の吉中が粘りの投球で9回の逆転劇につなげた。得意のカットボールで強力打線のバットの芯を巧みに外し、8回3失点。遠藤の満塁本塁打を見届けてベンチで泣いたという右腕は、興奮が収まらず「今までの練習の成果が出た」と早口でまくしたてた。

 昨夏もエースとして挑んだが、滋賀大会の初戦で敗退。甲子園の試合結果には見向きもせず、悔しさを炎天下での走り込みにぶつけた。この日は高い集中と制球力を最後まで持続。「ここまで来られて、3年生に恩返しができた」と笑った。

[ 2011年8月13日 15:02 ]

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/08/13/kiji/K20110813001405510.html

初登板が甲子園 八幡商 試合出場ゼロ右腕が見事な火消し

 滋賀大会でも登板なし。9回、逆転した直後の甲子園のマウンドが今夏初登板だった、八幡商の右腕真野が、度胸のいい投球を見せた。

 「最後までどきどきして落ち着くことができなかった」という言葉とは裏腹に、スローカーブを大胆に投げ込み、帝京打線を翻ろう。1四球を出したが、危なげなく火消しをした。

 「緊張したけど楽しかった」という2年生。八幡商の新しい勝ちパターンが図らずも誕生した。

[ 2011年8月13日 15:05 ]

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/08/13/kiji/K20110813001405530.html