関西空港の韓国LCC、さらに増便へ

ここ数日で2件ほど話が出ています。

まずは済州航空の増便のニュース。関空会社社長のトップセールスが展開されているみたいです。社長はこの後、釜山に移動してエアプサンにも増便を求めたとか。

チェジュ航空社長 関空−仁川便倍増を表明
2011.11.16 20:40

 【ソウル=宇野貴文】韓国の格安航空会社(LCC)、チェジュ(済州)航空の、金鍾●(=吉を2つヨコに並べる)社長は16日、関西国際空港会社の福島伸一社長とソウル市内で会談し、来年下半期に関空−仁川線の便数を現在の週7便から週14便に倍増する計画を表明した。

 金社長は会談で関空−仁川線の就航便数を倍増する計画を表明。福島社長は仁川空港以外の路線でも増便を強く要請した。会談後、福島社長は「関西のマーケットを重視してもらい、手応えを感じている」と述べた。

 チェジュ航空は2009年から関空に就航。関空−仁川線、関空−金浦線でそれぞれ週7便、関空−済州線で週3便就航している。

 福島社長は同日から関空への増便を促すトップセールスのため訪韓しており、初日の成果は今後のLCC誘致に大きな弾みをつけそうだ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111116/biz11111620430028-n1.htm


関空・福島社長 韓国などのLCC「全体の2割に」
2011.11.16 20:45


 韓国のLCC誘致活動のため、韓国に出向いて会談した福島伸一社長(右)と、チェジュ航空のキム・ゾンチョル社長

 関西国際空港会社の福島伸一社長は16日、産経新聞などの取材に応じ、国内外で需要が高まるLCCの便数を全体の2割に増やす計画を明らかにした。主な一問一答は次のとおり。

 −訪韓の狙いは

 「韓国は日本から90分と近く、LCCの特長が最も生かされる。だが、関空から韓国方面へは現在、1日20便でまだ足りない。年内には30便に増やし、さらには倍増したい」

 −専用ターミナルの建設にも着手し、関空はLCC誘致には積極的だ

 「全体の旅客便数に占めるLCCの割合は欧米(の空港)で30%、東アジアで20%だが、関空は7%にすぎない。これを将来は20%にまで増やすのが目標だ」

 −来年3月からは、国内初のLCC「ピーチ・アビエーション」が就航する

 「ぜひとも成功してほしい。使用料の値下げや施設の新設などサービスも検討し、円滑な立ち上がりができるよう支援したい」

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111116/biz11111620500029-n1.htm

そして、ティーウェイ航空が韓国LCCとしては関空就航3社目となるかも、というニュース。

こうなってくると、関空‐ソウル便は、「激しい集客合戦」よりも、シャトル便化を検討してもらいたいところです。でもって、国内便並みの使い勝手になってくれたらいいですねえ*1

関空に韓国LCCが新規就航計画
2011.11.18 00:16

 【ソウル=宇野貴文】韓国の格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空は17日、産経新聞の取材に対し、早ければ来年前半にも関西国際空港と仁川空港を結ぶ路線で新規就航を目指す方針を明らかにした。週7便から始め、将来は週14便に増やす計画。実現すれば、関空に就航する韓国LCCとしては3社目となる。

 関空−仁川線は、来年5月に日本初のLCC「ピーチ・アビエーション」が就航開始予定。済州(チェジュ)航空も来年下半期に就航便を週7便から週14便に倍増する計画を立てており、関空を舞台に激しい集客合戦が繰り広げられる可能性が出てきた。

 ティーウェイ航空は、前身の韓星(ハンスン)航空が経営難に陥り、企業再生手続きを申請後、昨年夏から現社名で再出発。国内線は金浦−済州線で1日13便、国際線は仁川−バンコク線で週7便就航し、来月20日には仁川−福岡線で週14便で新規就航する予定。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111118/biz11111800170000-n1.htm


ちなみに、韓国LCCを含む関西空港LCC就航便については、こちらの特集ページをどうぞ。

関西国際空港 - フライト情報 - 気軽に安く旅行ができるLCC特集

*1:本音は「伊丹‐金浦間でのシャトル便」ですが、それはちょっと先送りにしておきましょう。