九州絡みのお話

九州新幹線も1周年ですか。これが人の流れを変えていることは、熊本や鹿児島に行けば確かに実感できます。

それにしても、「ライバルは格安航空」というのはその通りですけど、ピーチアビエーション就航以前に、スカイマーク神戸空港から九州各地に飛んでいることを忘れていませんか…?

九州新幹線:開業1年、集客好調 ライバルは格安航空
2012年3月10日 13時38分 更新:3月10日 14時21分


まもなく運転開始1周年を迎える山陽・九州新幹線「さくら」=JR新大阪駅で2012年3月10日午前9時46分、望月亮一撮影

 九州新幹線の全面開業から12日で1年。山陽新幹線との直通運転で新大阪−鹿児島中央を乗り換えずに最速3時間45分で行けるようになり、路線は好調を維持している。九州への旅行客が増えるなど「新幹線効果」が歓迎されている。一方、今後は格安航空会社(LCC)との競争が避けられず、どう乗り越えるか正念場となる。

 熊本・鹿児島方面との直通運転の「みずほ」「さくら」は、1日15往復。17日からのダイヤ改正で新大阪−鹿児島中央を1日8往復増便する。

 JR西日本によると九州新幹線利用の指標となる小倉−博多間の乗客数は、開業から今年1月までの平均で前年比2割増。利用目的は観光が多いという。管内からの個人旅行商品の実績は目的地別で鹿児島が前年比15倍、熊本が5倍を超える。社員は「鹿児島あたりでは関西弁を聞くことが増えたそうだ」と胸を張る。

 一方でJR西の佐々木隆之社長は、会見で「感覚的には九州から来られるお客様は、九州へ向かうお客様の半分程度」と述べた。昨秋には関西の自治体関係者らが熊本市へPRに出向くなど、関西の魅力発信に努める。

 航空機との競合について、1年目は新幹線が健闘した。JR西の調査によると、鉄道と航空機の利用割合で、熊本へは3対7を6対4に逆転。1対9だった鹿児島へは4対6に迫ったという。JR西は「関西と九州の旅行市場の規模そのものが3割ほど拡大、増加分は新幹線を利用しているのでは」とみる。

 だが3月にはLCCのピーチ・アビエーション関西空港−福岡便を就航。3月25日には長崎、4月1日には鹿児島へも運航する。鹿児島の片道の最安値は4280円。新幹線は1万7000円だ。

 佐々木社長は「運賃だけでは対抗できない。いたずらに価格競争を受けて立つのがよいかも疑問」とし、利便性で対抗する考えだ。山陽新幹線は総延長の半分がトンネル内だが、電子機器を利用できる新幹線の強みを生かすため、携帯電話を利用できるよう通信環境の整備を進め、今春には新大阪から三原までをカバーする。【亀田早苗、植田憲尚】

http://mainichi.jp/select/today/news/20120310k0000e040164000c.html

そんな九州新幹線も通る鳥栖から初のJ1参戦を果たしたサガン鳥栖も、頑張っています。

J1:全員守備で猛攻しのいだ鳥栖


前半鳥栖のFW豊田陽平選手(左端)がヘディングシュートを放つ=鳥栖市ベストアメニティスタジアムで2012年3月10日午後2時6分、春田周平撮影

 △鳥栖0−0セ大阪△(10日・ベストアメニティスタジアム

 4分間のロスタイム、セ大阪の猛攻を全員守備でしのぎきった鳥栖は笑顔で試合終了の笛を聞いた。勝ち点1。J1初挑戦の初戦としては悪くない結果だろう。「勝てなくて残念だが、試合内容には満足している」と、尹晶煥監督は評価した。

 目指すサッカーを余すところなく表現した。コンパクトな守備陣形を敷き、FWは前線からボールを追い掛け回す。中盤でボールを奪うと少ない手数で相手ゴール前まで攻め込む。華やかなスタイルではないが、限られた戦力を考えれば現実的なものだ。

 決定力の課題が露呈したのも事実。GKの好守に阻まれてJ1初ゴールを逃したFW池田は「守備が機能したし、攻撃陣がもう少し踏ん張れば勝ち点3になった」と前向きだ。

 在籍7年目のMF高橋は「うちは昔から、“頑張れるチーム”だった。今後もぶれずに自分たちのサッカーを続けていけば、結果は出る」。J1だからといって、よそ行きのサッカーをする考えはない。【田内隆弘】

http://mainichi.jp/enta/sports/news/20120311k0000m050059000c.html

いっぽう、「引き分けた大阪ではないほうの大阪」の試合は、NHKで観ました。勝ち負けはさておき、相手を見て適切に対処するようなベンチワークには程遠い采配だったと思います。

とりあえず、こないだ書いた懸念については、撤回する必要は今のところなさそうです。