「韓国のニューヨーク・タイムズ」が必要

朝鮮日報中央日報東亜日報といういわゆる「朝中東」の内向きで似たり寄ったりなニュースにいささか食傷気味な者としては、この人らが何でこんなに上から目線でエラそうなのか、理解できません。

まあ、「朝鮮日報」がアイドルを小馬鹿にしているのは、前々からよーく知ってますけど。

そもそも、この記事を書いている人は、レディー・ガガの個性(そのもの)になんて、何の興味もないでしょ?書き方・見出しの打ち方からにじみ出ていますよ。

要は、「世界的でメジャーなスター」でさえあれば、誰でも何でもいいわけでしょう。

あんたらには、アーティストに対する人間愛が足らん。そう思います。

道徳形而上学原論 (岩波文庫)

道徳形而上学原論 (岩波文庫)

記事入力 : 2012/06/17 09:55
K−POP:「韓国のレディー・ガガ」が必要
アイドルばかりで食傷気味
ポピュラー音楽専門家がアドバイス、後に続く大物なく既に疲労感
スタイルも曲も似たり寄ったり…個性・コンテンツあるミュージシャン育成を

 1960年代にイギリスのポピュラー音楽がアメリカでブームになった「ブリティッシュ・インベージョン(侵略)」と同じ現象を思わせるK−POPの世界的ブーム「K−POPインベージョン」から1年。K−POPブームは果たして順調なのだろうか。そして、その将来はどうなるのだろうか。

 このような疑問に対し肯定論もあるが「K−POPの将来はバラ色とは言えない」という否定的な見方もある。文化体育観光部(省に相当)などが今年2月に9カ国約3600人を対象に実施したアンケートでは「K−POPブームは今後4年以内に消えるだろう」という答えが60%に達した。そこで、ポピュラー音楽専門家5人に、K−POPブームの現状や発展策などについて話を聞いた。

■K−POPブーム異状なし?

 ポピュラー音楽界の関係者たちは「アイドル中心のK−POPブームは徐々に低迷している」と口をそろえる。歌手キム・チャンワン氏は「現在のK−POPブームをリードしているのは大手芸能プロダクションで専門のトレーニングを受けたアイドルたち。ほとんどのグループが同じようなスタイル、同じような曲で海外に進出しており、活動があまりにも商業的過ぎる傾向にあると思う」と語った。

 K−POPインベージョンの主役である少女時代、Wonder Girls、KARA、2NE1などに続く、次の大物アイドルがまだ見当たらないというのも問題だ。ポピュラー音楽評論家のキム・ジャッカ氏は「多くのガールズグループのほか、イ・スンギ、IUなどが日本に進出したが、期待したほど反応は良くなかった。強力なスターのオーラを持つ後続アイドルが登場しなければ、K−POPはマニアックなファンだけの音楽になってしまう可能性もある」と語った。

 「現在のK−POPインベージョンは韓国の音楽の多様性を紹介しきれていない」という指摘もある。韓国コンテンツ振興院のノ・ジュンソク統計情報チーム長は「米国の音楽市場でアイドルが占める割合は10%程度だが、韓国では現在、国内外で活動する歌手のうち90%がアイドル。スタイルや傾向が似たり寄ったりのグループの活動が5−10年続けば食傷気味になるのは当然のこと」と話す。ガールズグループT-ARAが所属するコア・コンテンツ・メディアのキム・グァンス代表は「韓流ブームのさなかにある日本でも、韓国のガールズグループのようにルックスが良くて実力のあるアイドルが登場し始めた。飲食店街も、ほかの店とは一味違ううまい店だけが生き残るように、K−POP歌手でも同じタイプの外国グループとは差別化されたグループだけが生き残るだろう」と語った。

■K−POPのためのアドバイス

 ナム・テジョン前MBCミュージックセンター長(MBCプロデューサー)は「不本意ながら『K−POP=アイドル音楽』という等式が成り立つようになってしまった。K−POPブームが終わらないようにするには、アイドルグループのように『作られ、組織された』音楽が全てになってはならない。ミュージシャン個人のアイデンティティーや個性あふれる多様な音楽を世界に向けて発信すべきだ。日本について言えば、韓国の歌手が日本武道館などの大規模な会場でコンサートを行うだけでなく、小さなライブ会場などでも自由に活動・交流できるようにしなければ、K−POPブームは途絶えてしまうだろう」との見方を示した。

 キム・チャンワン氏は「英国・カナダ・ドイツ・フランスなどのポピュラー音楽市場はさまざまなジャンルの音楽が共存し、ダイナミックな市場を形成しているが、韓国のポピュラー音楽界はあまりにもアイドルに集中し過ぎている。今後は韓国も世界的なポップスター、レディー・ガガのようにはっきりとした個性や独特な文化的コンテンツを発信するミュージシャンが育つ環境を作るべき」と語った。さらに、キム・ジャッカ氏は「日本は政府レベルで米国各地に自国のインディーズ系音楽を紹介する機関を設けている。韓国もさまざまなジャンルのポピュラー音楽を海外に紹介する機関が必要だ」と提言した。

金城敏(キム・ソンミン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/17/2012061700156.html

また、個人的な基準として、「少女時代とKARAを一緒くたにしている論説」「SMエンタテイメントの言い分を丸呑みにしている論説」については、「依拠するに値しない」ものと判断しています。

あんたらには、KARAを理解することも、「第二のKARA」を育てあげることもできませんて。別の何かを世に出すことはできるでしょうけどね。

記事入力 : 2012/06/17 09:53
K-POP:歴史を塗り替えた「2011年6月10日」
K−POPインベージョンの主役、SMエンターテインメントのキム・ヨンミン代表に聞く

 2011年6月10日は、韓国大衆音楽の歴史に新たな1ページが刻まれた日だ。SMエンターテインメント所属のアイドルスターたちが、日本や東南アジア市場を飛び越えて「欧州文化のプライド」であるフランス・パリで大規模ライブ公演を成功させ、全世界に向けて「K-POPインベージョン(侵略)」の幕開けを宣言した。「K-POPインベージョン」は1960年代、ビートルズを筆頭に英国の歌手がポップスの本場、米国に進出し、世界のポップス史の流れを変えた現象を指す「ブリティッシュ・インベージョン」をもじった言葉だ。文化体育観光部(省に相当)によると、昨年11月の時点で、世界20カ所の地域で115のK-POPファンクラブが活動している。「K-POPインベージョン」から1周年を迎え、その成果と意味、今後の展望について考える。

 「昨年6月10日、フランス・パリで開かれた公演以降、全世界の人たちが『K-POP』というジャンルを確実に知るようになり、また『K-POP』という単語を固有名詞のように使うようになった。K-POPが何なのかを全世界に印象付けた日が2011年6月10日といっても過言ではないだろう」

 SMエンターテインメントのキム・ヨンミン代表(42・写真)は、昨年6月の2日間、1万4000人の現地ファンが集まる中、パリのル・ゼニット・アリーナで開催された「SMタウンライブ・パリ」の公演について、このように話した。キム代表は「K-POPインベージョンの始まり」と評価されるこの公演をプロデュースし、成功させた主役だ。7日、本紙の電話インタビューに応じたキム代表は「パリの公演をきっかけに、K-POPの潜在力をしっかりと世界に知らしめることができた」と話した。さらに「K-POPファンの忠誠度をこの目で確認できたこと、これに対する戦略を新たに立てることができたことも、この公演が残した成果だ」と話した。「K-POPファンが見せた熱狂的なエネルギーに、全世界が驚いた。K-POPファンの大部分は誰よりもニューメディアに敏感で、最先端のIT機器を上手に使いこなす若者たちだ。パリの公演直後に「SMタウン」のフェースブックにアクセスした人の数は、世界で8000万人を超えた。K-POPに関心を寄せる青少年たちは受動的に音楽を聴くことだけではなく、誰よりも積極的に意思疎通を図る。K-POPの未来が明るい理由もそこにある。

 キム代表は「以前はK-POPファンが日本や中国の大衆音楽ファンと比べてどれくらい多いか、あるいは少ないか、という見方が多かったが、パリでの公演以降、専門家らは、K-POPファンの数を数えること自体が無意味だと考えている。時々『韓国では大げさに話しているけど、パリの現地の人たちは、そんな公演があること自体、知らないよ』という話を聞くことがあるが、非常に残念だ。ソウルに大勢の客でにぎわう人気の焼き肉屋があるとしよう。その焼き肉屋がどこにあるのか、ソウルの人全員が分かるわけではないでしょう。その店の焼き肉をソウルの市民全員が食べなければ成功できないわけではない。その焼き肉屋がどれくらい早く客を集めたのか、今後どれくらいその勢いを保つことができるのかを見極めることの方がより重要だ」。

 しかし、キム代表は「米国や欧州の市場だけに集中していては、K-POPを成長させることはできない」と話す。「市場潜在力としては、実際には日本や中国の方が大きい。来年、日本のアルバム市場の規模が米国よりも大きくなるという展望もある。中国のアルバム市場は、他のどの国よりも急速に成長する傾向にある。われわれが日本と中国の市場を集中的に攻略しようとする理由もここにある」

 キム代表はさらに「10カ国で韓国の歌手が7、8位になるよう支援するよりも、全世界で1位になれる歌手、あるいは音楽コンテンツを輩出するほうが重要だ」とも話した。「誰かが先頭に立ってリードしなければならない。全市場を掌握するスターやコンテンツが登場してこそ、K-POP全体の爆発力も大きくなる」

 最後に、キム代表は韓国政府に対し「内需市場のための政策を整え、著作権を整備する努力をしてほしい」と注文した。「K-POPコンテンツは結局、韓国国内で生産されるもので、韓流の競争力も結局は韓国の市場から生み出されるもの」という主張だ。

宋恵真(ソン・ヘジン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/17/2012061700155.html

ま、こういう記事を書く人がKARAより少女時代贔屓なことは間違いないでしょうし、それが韓国の一般的な意見に近いだろうと思います。

いや、SISTERには頑張ってほしいですよ。ボラ好きですし。

でも、それと同じ程度に、日本で地道に頑張っているSECRETも応援したれよ、と思ったりもするわけですよ。

記事入力 : 2012/06/17 09:49
進化するK−POP、世界的企業もPRに活用
SISTAR、グーグルの新チャットサービスに登場
2NE1の曲、インテル製品のPRソングに


▲グーグルのチャットサービスで会話する「SISTAR」のメンバーたち。

 昨年6月に「K−POPインベージョン(K−POPの侵略)」が全世界で巻き起こって以降、動画投稿サイト「ユーチューブ」などインターネットのグローバルサイトやIT企業が、こぞってK−POPを活用した商品開発やマーケティングに乗り出している。K−POPインベージョンの主役を担う韓国の歌手、とりわけアイドルたちの「グローバルマーケティング」への活用価値が急激に高まっている。

 先月21日、米国サンフランシスコにあるグーグルのオフィスでは、ガールズグループ「SISTAR」のメンバーたちが、グーグルの新たなビデオチャットサービス「ハングアウト」に登場し、およそ20分にわたり、グーグルが選んだK−POPファン5人と「生放送」で対面した。グーグルの関係者は「リアルタイムで相手と会話できるというハングアウトの特徴を広く知ってもらいたいと思い、本社でスペースを提供するなど、積極的に推進した」と話した。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)のフェイスブックは、先月から「K−POPオン・フェイスブック」と題する新サービスを開始した。全世界のフェイスブックユーザーたちが韓国の歌手やアイドルグループの情報コンテンツを気軽に取り込めるよう、フェイスブック「ターミナル」の役割を果たすというわけだ。7日現在、ガールズグループf(x)のニューアルバム発売のニュースや、FT Islandの台湾公演の画像、BIGBANGのアジアツアーの日程などが、トップページに表示されている。コンピューター関連企業のインテルは最近、自社の標準規格を採用したノートパソコン「ウルトラブック」のPRソングに、韓国を代表するガールズグループ「2NE1」の曲を選んだ。このほか、グローバル動画サイト「VIKI」は、韓国の音楽サイト「ローエン・エンターテインメント」と提携し、ミュージックビデオやコンサートの映像などを各言語の字幕付きで紹介するストリーミングサービスを開始した。現在はIU、BROWN EYED GIRLS、Drunken Tigerなどの動画が提供されている。

 韓国技術文化研究所のリュ・ハンソク所長は「世界的な企業がK−POPを特別待遇しているのではなく、K−POPのコンテンツが世界レベルになり、マーケティング効果が向上したため、K−POPスターたちと手を組んでいる。こうした状況を持続させるためには、K−POPが常に新たなコンテンツを追求する必要がある」と説明した。

鄭智燮(チョン・ジソプ)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/17/2012061700151.html