だからなんでこうなる?今年のガンバ大阪

悪い話ではありません。むしろこれ以上ないいい知らせです。優勝を争っていたときにも、浦和でこんな試合を観れたことはないはずです。

でも、名古屋グランパス浦和レッズに5−0で勝てるチームがなんで、サガン鳥栖アルビレックス新潟に勝てなかった?

言っても仕方ないのですが、やはり思います。「だったら全部勝てよ」という気持ちももちろんありますが、もっと素直に、「今年のガンバがそうなってしまう理由」が気になります。持てる力はありながら、どこか何かがまだ狂っているんでしょうね。今年のリーグでの残留に向けて、そこを何とか修正できるとよいのですが。

[Jリーグ最新ニュース]
(12/9/22 17:55)

レアンドロ7戦9発!!G大阪が敵地で浦和に5-0圧勝

[9.22 J1第26節 浦和0-5G大阪 埼玉]

 J1第26節は22日、各地で9試合を行い、埼玉スタジアムでは3位浦和レッズと16位ガンバ大阪が対戦し、G大阪が5-0で快勝した。G大阪は前半19分、MF阿部浩之のゴールで先制すると、同36分にはFWレアンドロが2戦連発となる追加点。後半15分にもレアンドロが加点した。後半42分、ロスタイムには途中出場のFWパウリーニョが連続ゴールでダメを押し、G大阪は3試合ぶりの白星。15位大宮も勝ったため降格圏脱出とはならなかったが、逆転残留へ踏みとどまる価値ある勝ち点3となった。

 浦和は前節・横浜FM戦(2-1)と同じ先発メンバー。FW原口元気を1トップに、MFマルシオ・リシャルデスとMF柏木陽介シャドーストライカーに位置した。

 G大阪はFW佐藤晃大が右太腿痛で欠場。代わってFW家長昭博が移籍後リーグ戦初先発となった。左膝内側側副靭帯損傷で離脱していたDF加地亮が5試合ぶりに復帰し、前節まで右SBを務めていたDF岩下敬輔がCBに入った。また、MF倉田秋に代わって阿部が8試合ぶりに先発した。

 試合は静かな立ち上がりとなった。中盤でのせめぎ合いが続き、両チームともになかなかシュートまで持ち込めない。すると前半19分、G大阪が一瞬の隙を突いた。中盤でのFKから右サイドに展開。ドリブルで中に仕掛けた加地からの横パスを受けた阿部が左足を鋭く振り抜くと、シュートはGKの手をすり抜け、ゴールネットを揺らした。

 大卒ルーキー阿部のゴールは4月14日の川崎F戦(3-2)以来、今季2得点目。8試合ぶりの先発起用に応える先制弾でチームを勢い付けた。直後の前半21分にはMF二川孝広からの浮き球のスルーパスに阿部が反応。GKとの1対1から右足アウトで狙ったが、ゴール右へ外れる。同29分にも家長の横パスを受けた阿部が右足ミドルを放つが、GKの正面を突いた。

 浦和にシュートさえも打たせず、完全に試合の主導権を握ったG大阪は前半36分、左サイドでボールを受けたDF藤春廣輝アーリークロスレアンドロがヘディングで合わせ、2戦連発となる追加点。7月の加入後、7試合で8得点目となる背番号9のゴールで2-0とリードを広げた。浦和は前半41分、柏木の左クロスにマルシオが頭で合わせ、ようやくファーストシュート。チャンスらしいチャンスをつくれないまま2点ビハインドで前半を折り返した。

 早めに1点を返したい浦和は後半4分、柏木が左足でミドルシュートを狙うが、ゴール上へ。G大阪の守備陣は集中力を保ち、浦和の反撃を跳ね返した。すると後半14分、G大阪は左サイドの高い位置でボールをキープした二川のヒールパスから藤春が左サイドを突破。ゴールライン際まで深くえぐり、マイナスの折り返しをレアンドロが左足のヒールキックでゴールに流し込んだ。この日2得点目のレアンドロはこれで7戦9発。3-0と突き放した。

 浦和は後半18分、DF坪井慶介、MF平川忠亮を下げ、FWポポ、MF宇賀神友弥を投入。阿部が3バックの右、柏木がボランチにポジションを下げ、ポポはシャドーストライカーの位置に。宇賀神はそのまま右サイドに入った。同25分には原口に代えてDF野田紘史を投入し、最後のカードを切る。野田は左サイドに入り、ポポが1トップ、梅崎がその背後でマルシオと並んだ。

 一気に交代カードを使い切り、猛攻を仕掛ける浦和だが、後半27分のポポのミドルシュートはゴール上へ。体を張って守るG大阪守備陣をこじ開けられない。逆に後半42分、ロスタイムと途中出場のパウリーニョにダメ押しの連続ゴールを決められ、万事休す。今季最多5失点の大敗で、8月11日の神戸戦(0-1)以来、5試合ぶりの黒星を喫した。

(取材・文 西山紘平)

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[Jリーグ最新ニュース]
(12/9/22 19:50)

▼今季最多観衆が大ブーイング、5失点大敗に柏木「すべてあかんかった」

[9.22 J1第26節 浦和0-5G大阪 埼玉]

 今季最多となる4万6046人の観衆が詰めかけた埼玉スタジアムで、試合後は激しいブーイングが選手に浴びせられた。今季最多5失点の大敗で5試合ぶりの黒星を喫した浦和レッズ。いいところのない完敗にMF柏木陽介は「何があかんかったかと聞かれたらすべてあかんかったと答えるしかない」とうなだれた。

「今日はすべてよくなかった。見に来てくださった皆さんには申し訳ないの一言」。優勝戦線から後退する痛すぎる1敗。それでも順位は3位から変わっていない。「今日の負けを受け止めて、プラスのものにしていけるように。前向きに、強い気持ちを持って、優勝する気持ちを持って、また練習から全力でやっていきたい」と言葉を絞り出した。

(取材・文 西山紘平)

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