デスゴールの悲劇2012

そうは言っても、前田さんが悪いんではないです。当然ながら。

今年について言えば、まず第一にフロントによるガンバ大阪史上最悪の監督人事。それが最後まで尾を引き、チーム全体がそれぞれ力を尽くしながらも、その失策を立て直しきれなかったこと。

その結果が、この現実です。あまりに切ない現実なので、気休めに紅葉の写真でも貼っておきます。


10年・20年かけて築き上げてきたものでも、フロントによる失策一つでこんな簡単に崩壊するものなんだ、という苦い教訓を得た、と考えるしかないのでしょうか。

いずれにせよ、2013年に向けての体制がどのようなものとなるにせよ、同じフロントによる編成がなされるとしたら、それを支持する気には、まだなれません。

【Jリーグ】G大阪、屈辱の降格 遠藤はチーム残留示唆
2012.12.1 21:47 [Jリーグ

 一度は同点に追いついたが、G大阪の猛攻が勝ち越しにつながることはなかった。神戸が敗れたため、勝利なら逆転残留できたが、終盤にスキを突かれて失点。国内3大タイトルすべてを獲得した4年前のアジア王者がクラブ初となる屈辱の瞬間を迎え、選手たちは呆然(ぼうぜん)と立ち尽くした。

 移籍1年目で札幌、FC東京時代に続く3度目の降格を味わうことになった今野は「自分の力不足」と言葉を絞り出し、目には涙があふれた。

 優勝争いの常連が、監督交代の失敗が尾を引いた序盤の大不振を完全に取り返せず、転落した。昨季まで10年間チームを率いた西野朗元監督から、呂比須氏への大胆な移行を試みようとしたが、同氏の免許問題で頓挫。急遽(きゅうきょ)セホーン前監督の下で今季のスタートを切ったが、開幕3連敗で3月末に解任した。生え抜きの松波監督が引き継いだが、新外国人FWの不振もたたって低迷。7月に加入後、14得点したレアンドロの活躍などで盛り返したが、ハイレベルの降格争いに敗れた。

 最多得点を挙げたチームの陥落は初。「(シーズンの)前半戦が悪すぎたのが響いた」と降格原因を振り返った遠藤は「責任はある。しっかり立て直さなきゃ」とチームに残ることを示唆したが、日本人新監督の招聘(しょうへい)も予想される来季へ向けた課題は多く、クラブ一丸となった立て直しができるか。復活の道は簡単ではない。(堀健二)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121201/scr12120121490014-n1.htm

「遠藤がいて負けるわけない」G大阪 降格を招いた慢心と情報不足

J1最終節 G大阪1−2磐田 (12月2日 ヤマハ

 初のJ2降格となったG大阪のドタバタ劇は昨冬に始まる。練習のマンネリ化など選手から不満が漏れていた西野朗監督に代え、後任に呂比須ワグナー氏を選んだ。しかし指導歴の乏しさから監督就任には日本サッカー協会の承認が下りなかった。

 慌てて呼んだセホーン氏の30年で約40クラブという「豊富な指導歴」は機能せず、公式戦5連敗で解任。3月には松波コーチを監督に昇格させた。松波氏に対しても、クラブ幹部が「担ぎ出したとは思っていない。彼自身が(積極的に)監督になることを承諾した」と話すなど、バックアップからは程遠かった。

 「遠藤や二川や明神がいて負けるわけがない」(金森社長)という慢心も迷走を招いた。長年課題だったGKとサイドバックは今季も有効な補強がされず泣きどころに。エース候補に連れてきた新外国人は利き足さえ違った。来季はリーグからの分配金も減り、予算は大幅縮小の見通しだ。遠藤や今野らは残留の意向を示しているが、高額年俸がネックになることも予想される。若返りについても来季、ユースからの昇格はなし。降格で浮き彫りになる課題は多い。

[ 2012年12月2日 12:01 ]

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/12/02/kiji/K20121202004688600.html