【上海の風景】華東政法大学 長寧キャンパス

限られた時間と能力で、海のようなこの都市を駆けずり回った記録の一端でも。

それは、地下鉄でいうと2・3・4号線が通る中山公園駅が最寄りとなります。そこを起点にして、駅の東に広がる中山公園、かつてのジェスフィールド公園を南から北へと突っ切った先に、こじんまりと広がるのが、華東政法大学です。




ここにある校舎群は、古びた中にも趣があるたたずまいで、実に素敵な雰囲気をたたえたキャンパスを形成しています。

例えば、メインの校舎の一つであるこちらなどは、教室はきちんと現代的なものになっている中で、2階に上がると昔ながらのイタバリローカだったりします。





こうして残る建物の多くが19世紀末から20世紀初にかけての建築であるこの地は、もともとSt. John’s College(のちUniversity)、中国名では聖約翰大学という学校のキャンパスでした。その大学についての詳細は、こちらをどうぞ。

华东政法大学 - 维基百科

華東政法大学 East China University of Politics and Law

東洋のハーバード・聖約翰大学(St_ John’s University) - 上海ビジネスフォーラム



セントジョーンズ大学自体は、中国では遠く過去のものとなってしまっていますが、その学び舎が失われることなく、大学教育という本来の目的に今も使われていることは、悪いことではないでしょう。訪れた時も、英語での講義の声が、教室から漏れ聞こえてきていました。

外灘もいいですけど、少し離れたこの場所でも、中国近現代史の激動をしのぶことができます。



http://yx.ecupl.edu.cn/zoujin-xydt.jsp