【上海の風景】魯迅と内山完造が暮らした街角

以前に書いた魯迅公園の南口から四川北路に沿って多少曲がりくねりながら南下すると、かつて内山書店があった場所に行くことができます。魯迅故居のある山陰路が南から西に曲がって四川北路にぶつかるあたりです。

当時の建物はすでになく、中国工商銀行の建物の壁面に記念の碑が埋め込まれています。






■株式会社「内山書店」----内山書店の歴史



ここからすぐ近く、西に少し歩いたところから始まる多倫路名人文化街には、上海のこの場所で親交を結んだ内山完造と魯迅の銅像もあるのですが。

その前に、北の入口に面した交差点には、第一次上海事変以降、日本海軍特別陸戦隊本部が置かれていた建物があります。

今は交通銀行になっています。





両者の銅像は、北門から入って途中で左に曲がった先にあります。


そこから先は、四川北路にぶつかります。南にしばらく歩くと、見えてくるのは横浜橋。日本の横浜とは何の関係もないとのことです。



ここからさらに南下すれば呉淞江まで到達することになります。ちょっと距離はありますが、歩けない距離ではありません。

外白渡橋のかかるこの川の北、今歩いたあたりが、かつて「日本租界」と俗称されたエリアということになりますね。

詳細はこちらをどうぞ。

日本租界(旧日本人居住区) - 上海ナビ