【KLの風景】KLモノレール

ちょっと懐かしいモノレールの記事が目についたのでクリップ。

去年これに乗ったときには、車両そのものの写真は撮れていませんでしたけど、ブキッ・ビンタン駅と車両先頭からの写真が残っていました。クアラルンプール市内をアトラクションっぽく通り抜けながら、高いところから街を見降ろして走るKLモノレール。始発のKLセントラル駅がもう少し他の路線と近いところにあれば、もっと便利なんですけどねえ。


記事にあるランドマーク、KLタワーと、KLタワーから見たペトロナスツインタワーと、真下から見たペトロナスツインタワーとを並べると、こんな感じになります。




【江藤詩文の世界鉄道旅】
KLモノレール(1)小さな2両編成は……まるでテーマパークのアトラクション
2013.10.19 18:00 [江藤詩文の世界鉄道旅]


開発が進むクアラルンプール市内を、モノレールは約7分間隔で運行する

 クアラルンプールのふたつのランドマーク、ペトロナス・ツインタワーとKLタワーの勇姿を求めて、やや霞がかった車窓に目を凝らすと、ぐらりと身体が揺れた。

 2両編成の小さなKLモノレール。市内の中心部を片道約20分・11駅でつなぐ。高架鉄道「LRT RapidKL」や近距離鉄道「KTMコミューター」など鉄道網が発達したクアラルンプールは、タクシーを使わなくても意外と街を歩きやすい。

 モノレールは市内きっての繁華街ブキッ・ビンタン駅を通るため、車内はすし詰め状態だ。流行のファッションに髪を隠すスカーフを合わせたマレー女性のスタイルが、独特の雰囲気を醸し出す。

 ときどき大きなカーブがあり、そのたびに、車内に小さな声が上がったり、笑いがこぼれる。大きな窓とカラフルにペイントされたベンチシート。この楽しげな空気を、どこかで体験したような……。ああそうだ。大型テーマパークで、パーク間を結ぶモノレールに似ているのだ。

 そう思うと、サングラスをかけ、音楽を口ずさみながら指でリズムをとる運転士まで、テーマパークのキャストに見えてくる。

 観光用ではなく、市内の渋滞を緩和するために造られたというモノレール。列をなすクルマを見下ろし、すいすい追い抜いていく優越感が、なかなか乙な気分にしてくれた。


運転席は透明なプラスチック板で仕切られ、後ろに立つとレールがよく見える


KLタワーに近いブキッ・ナナス駅を過ぎると、乗客はぐんと少なくなった


東南アジアの都市らしい渋滞。2017年には三菱重工が受注した地下鉄1号線が完成する予定だ

取材協力/マレーシア政府観光局

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131019/trd13101918000015-n1.htm

クアラルンプールのモノレール、2014年に4両編成の新車導入
2013年10月18日(金) 11時32分


クアラルンプールを走るKLモノレールの車両。2014年に4両編成の新車が導入される《撮影 小佐野カゲトシ》


クアラルンプール・KLモノレールの駅。4両編成の新車導入とともに駅施設の改良も行われる《撮影 小佐野カゲトシ》

マレーシアの首都・クアラルンプールの公共交通事業者、ラピッドKLを保有する国営企業Prasaranaは10月15日、現在2両編成で運転しているモノレールに4両編成の新車12本を2014年内に導入すると発表した。

クアラルンプールのモノレールはKLモノレールと呼ばれ、全長8.6km、全11駅の1路線。マレーシアのスコミ(Scomi)が製造した2両編成の車両12本で運行されているが、利用者数は1日7万人を超え、ほぼ輸送力の限界に達している。

4両編成の新車は現在の車両と同じスコミ製。編成両数の増加により、輸送力は現在のほぼ倍となる。新車の導入にあたり、信号システムの更新や駅ホームの延伸、可動式ホーム柵の設置なども実施。駅施設の工事は85%が完了しているという。新車は2014年初頭から順次納入される予定となっている。

過去の報道では、新車投入後は現在の2両編成の車両は営業運転から退き、予備車になるとされている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

http://response.jp/article/2013/10/18/208797.html

http://www.ryoko.info/rosen/train/data/kualalumpur.html