秀逸なKARA論

KARAについてはこの機会にいろいろな文章に目を通してきましたが、今回のKARASIAについてはこれがいちばん鋭く本質をえぐっています。さすがです。

論理は非論理的に敗北する:日経ビジネスオンライン

 私が、何を言おうとしているのかというと、私たちが視覚から得る情報は、言葉で伝えることのできる範囲をはるかに凌駕しているということだ。

 同じことを別の方向から説明すれば、「私は自分の目で見たことをうまく説明できない」ということだ。

 「私の世界観のかなりの部分は言語化できない印象や気分によって形成されている」ということでもある。

 説明が論理的でないことや、文章が筋道立っていないことは、批判されてもしかたのない欠点なのだろう。が、判断の根拠が論理的でないこと自体は、必ずしもその判断を無効とする理由にはならない。なんとなれば、人間が何かを判断する時に動員されている知覚は、論理よりもずっと幅の広いものだからだ。

 どんなに知的な人間がどんなに誠実にしゃべったところで、言葉を使った対話に、誤解や勘違いはつきものだし、そうでなくても、話し手と聞き手の間で用語の定義が完全に一致している状況が実現不能である以上、やりとりされている情報には、常に一定量以上のブレや歪みが介在せざるを得ない。当然の話だ。

 だからこそ、私たちは、特に重要な場面では、形式論理上の整合性よりも、説明不能な「直感」に頼るのである。

あ、もちろん、そこで取り上げられているお人は、KARAとは真逆の事例として出されていますから、そこは読み手の方で変換して読む必要があります。

どんなに詳細に文字起こしされていても、ライブやライブビューイングが伝えるものの全てを伝えきることはできません。文字起こしされたものから、言語的・論理的・客観的ではない非言語的・体感的・直感的な要素をどれだけ補って読めるかどうか次第で、受け止める内容の広がりが大きく変わってくる。

まあ、当たり前のことなんですけどね。

131124 KARA 2nd JAPAN Tour2013 KARASIA 神戸公演 終盤MC KARA - Dailymotion動画

131124 KARA 2nd JAPAN Tour2013 KARASIA 神戸公演 ダブルアンコール - Dailymotion動画

【投稿レポ】KARA、全国ツアー最終日 ファンのサプライズメッセージに感動の涙
2013年11月26日 11:27

KARAの2度目の全国ツアー「KARA 2nd JAPAN TOUR 2013 - KARASIA」が、24日の神戸公演で最終日を迎えた。アンコールでは、ファンとスタッフによるサプライズ企画が行われ、「WE ♥(ハートマーク) KARA」のメッセージがスクリーンに投影。KARAのメンバー、ファンの目には涙が溢れた。

「KARASIA」は、ニコルの誕生日翌日の10月8日の横浜公演を皮切りに、福岡、大阪、名古屋、福井、さいたま、神戸の7都市全14公演が開催された。昨年のツアー「1st JAPAN TOUR 2012 - KARASIA」で訪れなかった都市が組み込まれ、今回のツアーファイナルの会場となった神戸もその1つ。11月24日の神戸公演のチケットは完売し、全国各地の映画館でその模様がライブ中継された。

ライブはほぼ定刻にスタートした。「LUPIN」「Jumping(日本語版)」「PANDORA」と歴代アルバムのリードシングルの後に、韓国版の最新アルバム収録の「Damaged Lady」が続く。まるでベストアルバムを聴くようなセットリストとなり、ファンの盛り上がりは序盤から最高潮だった。

そして、ソロステージでは5人それぞれの個性が光った。スンヨンは黒いTシャツとダメージパンツ、腰には赤のチェックシャツを巻いたロックファッションで、クイーンの「We Will Rock You」をパワフルに歌った。ギュリは各公演で異なるソロステージを披露し、最終日はカウガール風衣装でKOH+の「KISSして」をカバー。会場のファンに投げキッスを振りまいた。ニコルのソロはリアーナの「We Found Love」。デニムジャケットと黒のショーパン姿でベッドに横たわり、PVのセクシーさを再現した。ク・ハラは、映画『NANA』で中島美嘉が歌った「GLAMOROUS SKY」を熱唱。赤いファーコートの下は、黒のビスチェにショーパン、網タイツという魅惑的なロックファッションだった。ジヨンはアメリカ国旗カラーのジャケットにデニムのショーパン姿で登場し、西城秀樹の「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」をカバー。「Y」「M」「C」「A」のダンスで会場一体となった。

KARAが白のミニドレスに衣装チェンジした後は、「Runaway(韓国版最新アルバム『Full Bloom』の収録曲)」「ウィンターマジック」など、スローテンポの曲にシフト。また、11月27日発売の日本10枚目のシングル「フレンチキス」を歌い、ライブは徐々に終盤へ向かっていった。

ツアー最終日を振り返り、まずはニコルが挨拶した。「ツアーが終わりますね。時間が早すぎて残念です」と話し始めたものの、言葉を詰まらせ、涙が止まらない。会場からの「ニコル」コールを受け、「大切な思い出を作れて、みなさんの顔を見れて嬉しかったです。1人辛い時もありましたけど、またみんなと会うと、歌いたい理由、踊りたい理由を思い出すことができました。KAMILIA(KARAのファン)のみんながいるからずっと頑張ります。みなさんが大好きです」と涙ながらに続けた。

ジヨンは会場の雰囲気を変えようと、「私、KARA KIDSに入ってもまだイケると思ったんです!・・・嘘です」ジョークを交えた。その後、ジヨンは14公演すべてに来たファン、各地の公演のKARA KIDSに感謝を伝えると、「(会場で受けとった)みなさんのお手紙の内容を見たら、『いつも元気をもらっています』という言葉が本当に感動でした。私、すごいことをやっているんだなと感じました。この感謝の気持ちは一生忘れません」と話したところで、溢れ出す涙をこらえきれなかった。

そして、ギュリは「KARASIAの最初に歌った『あなたがいるから』という曲があります(10月8日横浜公演のソロステージで披露)。みなさんを思いながら歌った曲です」、スンヨンは「このKARASIAが終わらないといいですね。今日で終わらないといいなと思っていました」「短いと言えば短い14公演、この2カ月間、熱くて楽しい記憶を一生忘れないようにします」、ク・ハラは「今日は二度と来ない幸せな時間だと思います」と伝えた。メンバーからファンに向けたお別れの挨拶のような言葉が続いたため、号泣するファンの姿もあった。

アンコールでは、ファンのサプライズ企画が行われた。KARAがファンへ贈りたい曲として「今、贈りたい『ありがとう』」を歌うことを伝え、イントロが流れ始めると、スクリーンに「WE ♥(ハートマーク) KARA By ALL FANS, ALL STAFF」のメッセージが投影された。サプライズに気付いた5人は涙を浮かべながら、歌っていく。間奏のタイミングでファンが一斉に「永遠に一緒にいて」というメッセージカードを掲げた瞬間、KARAの涙腺が崩壊。曲が終わった後も感動のあまり、涙が止まらなかった。約2時間40分のライブの後、ファンからの止まることのない「KARAチャン(最高)」コールを受け、5人がステージに登場。あらためて感謝の気持ちを表した。

※このレポートは参加者による投稿レポートです。

http://japanese.kpopstarz.com/articles/10903/20131126/kara-karasia.htm