釜山と巨済を結ぶ市内バス開通

記事にもあるように、釜山と巨済との間には市外バスも走っていますから、そことの絡みが問題になったようですが、巨加大橋の利用状況も予想を下回って低迷しているようですし、利用需要の掘り起こしに背に腹は代えられない状況なのでしょう。

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釜山(プサン)〜巨済(コジェ) 巨加大橋を市内バスが走る
登録 : 2014.01.22 22:26 修正 : 2014.01.22 23:08
下端(ハダン)駅〜延草(ヨンチョ) 一日 40便

 釜山(プサン)と慶南(キョンナム)巨済(コジェ)を結ぶ巨加大橋を走る市内バスが運行を始めた。 2010年12月の巨加大橋開通以来3年ぶりだ。

 釜山市は22日 「今朝6時に釜山都市鉄道1号線下端(ハダン)駅と巨済市(コジェシ)延草面(ヨンチョミョン)荏田(イムジョン)マウル(村)から2000番の市内バスが同時に出発した」と明らかにした。

 巨加大橋市内バスはバス会社6社の車両10台が両地域の終点である下端駅と荏田マウルから出発して110km区間を朝6時から夜9時までは25分間隔、夜9時から最終の夜10時30分までは30分間隔で一日に計40回運行する。 終点2ヶ所を含め停留所は22ヶ所だ。

 料金は両地域の市内区間は大人基準1800ウォン(交通カード1700ウォン)であり、距離と関係なく巨加大橋を通過して市・道境界を越える市外区間は4500ウォン(交通カード4200ウォン)だ。 既存の市内バスや地下鉄との無料乗り換えはできない。

 釜山市は巨加大橋開通直後に慶南道と巨済市に市内バス路線の新設を提案した。 だが、慶南道と巨済市は巨加大橋を往来する巨済市外バス企業等の反発を理由に市内バス路線の新設を拒否した。 これに伴い、釜山市は2012年8月、国土交通部(旧 国土海洋部)に路線調整を申請し、路線調停委員会は昨年10月 下端駅〜延草面の1路線で10台を運行する調停案を議決した。

キム・グァンス記者

韓国語原文入力:2014/01/22 21:16
http://www.hani.co.kr/arti/society/area/621023.html 訳J.S(762字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/16545.html

ただ、この市内バスの運行ルートをハンギョレの図で見る限り、市外バスが発着する古縣と長承浦は避け、東海岸沿いを通って玉浦を経由するみたいですね。ということはこのバス路線、かつて私が遭難しかけた金泳三記録展示館と生家の周辺を通るはずです。展示館前の道路を通らずに近くの高架道を走るとしても、少なくとも徒歩圏には乗り降りできる停留所ができるでしょう。

金泳三元大統領が寄付した財産・巨済島の部

古縣と長承浦に次ぐ人口密集地でありながら、釜山へ直通する交通の便がなかった玉浦にとっても、これは悪くない話のはずです。

そういうことなので、下記の両記事にある場所へ行くには、この市内バスではなく、市外バスを使って釜山からアクセスするのが賢い利用法です。何故なら、巨済捕虜収容所は古縣、巨済文化芸術会館は長承浦にあるからです。

巨済捕虜収容所を訪れた韓日の若い学者たち…次世代学術フォーラム
2013年07月01日14時21分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


韓日の学生たちが慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)の捕虜収容所を訪問した。

今年で10回目を迎える韓日次世代学術フォーラム〔会長:チャン・ジェグク東西(トンソ)大学総長〕が、先月28日から30日まで釜山市海雲台(プサンシ・ヘウンデ)で開かれた。韓国内からは高麗コリョ)大学・東西大学・ソウル大学・淑明(スンミョン)女子大学など11大学の教授や修・博士過程の大学院生74人が、日本からは東京大学・慶応大学・早稲田大学など17大学の教授や大学院生130人が参加した。彼らは3泊4日の日程で東西大のセンタムキャンパスに一緒に宿泊して東北アジアの人文社会学について討論した。

フォーラム最終日だった30日には韓国人学生30人と日本人学生45人の計75人が慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)の捕虜収容所を訪問した。フォーラム側は「韓国・日本両国の若い学者が歴史探訪を通じて戦争の残酷さを間接的に経験し、東北アジア平和発展の重要性を改めて知ってもらうためにこうした機会を用意した」と明らかにした。

http://japanese.joins.com/article/346/173346.html?servcode=A00§code=A10

「立ち姿」の慰安婦少女像 慶尚南道・巨済で除幕=韓国
2014/01/17 17:47 KST

【巨済聯合ニュース】韓国南部・慶尚南道巨済市で17日、旧日本軍の慰安婦を象徴する「平和の少女像」の除幕式が行われた。

 巨済の少女像は、ソウルの日本大使館前とソウル近郊・京畿道高陽市の湖公園にそれぞれ設置されている少女像に続く、韓国で3番目の慰安婦を象徴する銅像。

 市民団体「巨済市日本軍慰安婦被害者追慕(追悼)碑建立推進委員会」などが募金活動を経て今月13日に巨済文化芸術会館前の公園に設置したもので、彫刻家のキム・ウンソンさん、キム・ソギョンさん夫妻が製作した。

 ほかの2体と違い立ち姿だが、これは「戦争犯罪である慰安婦問題を謝罪するどころか認めることさえせず、歴史の歪曲(わいきょく)と隠蔽(いんぺい)を続ける日本政府の態度をこれ以上座視できない」との意志を表現している。

 また、両手で青い鳥を包み込むようにして持っている姿には、「どんな風にも揺るぎなく日本の蛮行を非難し、自由と平和を象徴する青い鳥を守る」という意味が込められている。少女が年を取りおばあさんになったことを意味する黒い影と、その中の希望を表現した白いチョウはほかの少女像と同じだ。

 キム・ウンソンさんは「日本政府が心から謝罪し、反省しない限り、いつでもどこでも少女像を作る。違った姿の少女像をいろいろ考えている」と語った。

 また、米カリフォルニア州グレンデール市に昨年設置された少女像の撤去を求める声が出ていることに触れ、「少女像を撤去したからといって日本の過ちが忘れられるわけではない」と主張した。


慶尚南道巨済市に建立された旧日本軍の慰安婦を象徴する「平和の少女像」(左端)。ソウルの日本大使館前の少女像(中央)と米カリフォルニア州グレンデール市に昨年設置された少女像(右端)と違い立ち姿となっている=(聯合ニュース

 除幕式には、元慰安婦のキム・ボクドゥクさん、金福童(キム・ボクドン)さん、吉元玉(キル・ウォンオク)さんをはじめ、元慰安婦の支援団体、地元の学生ら200人余りが出席した。

 キム・ボクドゥクさんは「(慰安婦だったときのことは)死んでしまいたいほどつらい記憶」と振り返り、「皆がこの銅像を見て、私たちのことを覚えていてくれればいいと思う」と語った。

 少女像の建立に向けた募金運動は4000万ウォン(約393万円)を目標に昨年7月から始まり、半年で4298万890ウォンが集まった。キム・ボクドゥクさんが100万ウォンを寄付したほか、約300人の個人、地元の小中高校、市民団体、大宇造船海洋、サムスン重工業など約30の機関・団体・企業が募金に参加した。巨済市は1000万ウォンを支援した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20140117003300882