陽気に誘われて、悲願成就の現場に立ち会う。

思ったより早く用事が片付いて、考えていたよりもずいぶん早く現場に到着してしまいました。2時間半、ただじっと待つというのも、やってみればできるものです。

たくさんいる売り子さんの中から、前回買った人を見つけて、向こうもそのことを覚えていた、なんてことも、あるわけですから。




互いに思惑違いはありましたが、予想通りの白熱した試合でした。勝敗の分かれ目は何と言っても8回裏1アウト満塁、2ボール0ストライクからの継投策でした。あの采配とあの投球、シビれました。




晴れて暖かな絶好のコンディションに、外野の特等席からこの試合を観ることができたのは、幸せなことです。

第86回センバツ高校野球:龍谷大平安、初V
毎日新聞 2014年04月03日 大阪朝刊

 第86回選抜高校野球大会毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は2日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、2年連続38回目出場の龍谷大平安(京都)が、4年連続6回目出場の履正社(大阪)を6−2で降し、初優勝を果たした。京都勢のセンバツ優勝は1948年の京都一商(現西京)以来66年ぶり2回目。

 35年ぶりの近畿勢同士の対決となった決勝は、4万1000人の観客が駆けつけた。龍谷大平安は長打を絡めて、着実に加点。ピンチも投手の継投でしのいだ。履正社は再三、追い詰めたが、及ばなかった。

 今大会期間中の総入場者数は49万7000人で、昨年を7万4000人上回った。

 閉会式で奥島孝康・日本高野連会長は「実力が伯仲し、スリリングな試合が相次いだ」と講評。大会会長の朝比奈豊毎日新聞社社長は「『最後まで諦めず、力の限り全力で戦う』との選手宣誓通り、出場32校は全力のプレーを見せた」とあいさつした。【堀文彦】

 ◇近畿「野球王国」復活

 近年、近畿勢の不振がささやかれる中、古豪・龍谷大平安が初優勝を飾った第86回センバツ。5試合で18盗塁の機動力と、5試合中4試合で2桁安打をマークした打力。加えて層の厚い投手陣を武器に、実に35年ぶりとなる近畿勢対決を制した。

 35年前の第51回センバツ(1979年)。決勝は、箕島(和歌山)−浪商(大阪、現大体大浪商)の顔合わせだった。4度の全国制覇を経験した故尾藤公(ただし)さんが率いたチームに、牛島和彦(元ロッテ)と香川伸行(元ダイエー)のバッテリーが挑み、箕島が頂点を極めた大会。PL学園(大阪)を含めて4強を独占。まさに近畿勢の全盛期だった。

 ところが、4年前の第82回センバツは、7チームが出場しながら27年ぶりに8強入りを逃し、記念大会だった前回は6校中5校が初戦で姿を消した。注目を集めるのは、2012年、甲子園春夏連覇の大阪桐蔭だけという状況だった。

 ようやく風向きが変わった。龍谷大平安は12年10月、京都市内に「龍谷大平安ボールパーク」を整備。練習環境が改善し、「冬場に打撃練習できたのが大きい」と原田英彦監督は言う。昨秋の明治神宮大会敗退後、バックネット裏に掲げた「全国制覇」を現実のものとし、センバツ初優勝。龍谷大平安が近畿の「野球王国復活」を高らかに宣言した。【武藤佳正】

http://koshien.mainichi.jp/senbatsu/news/20140403ddn001050002000c.html

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