南大門再建工事の大問題

いろいろ話に聞いてはいましたが、こうして並べられてみると「ひどいもんですね」としか言いようがありません。

先日訪れた唐招提寺でその大改修の記録を見るにつけ、南大門の再建工事に足りなかったのは、「国宝1号」に対して手間暇かける根気であったように思います。

南大門の再建工事中には「ったく、いつまでかかっとんねん」と私も思っていましたけど、時間をケチり、手間をケチった結果がこれなのですから、いったんその過ちを認めて、一からやり直す覚悟が必要でしょう。唐招提寺に倣えば10年、下手すればそれ以上かかるイメージを持てるかどうか。

いえもちろん、無理にとは言いませんが。

ちなみにこの番組、中国のテレビ局が取材・制作したもので、気合の入ったいい仕上がりになっています。


“숭례문 복원 엉망… 재시공 필요”
기사입력 2014-05-16 03:00:00 기사수정 2014-05-16 10:26:29

감사원, 문화재 관리부실 93건 적발


갈라지고… 벗겨지고… 현대식 기와 쓰고… 숭례문 부실 복구 의혹에 대한 감사원 감사 결과 곳곳에서 부실이 확인됐다. 왼쪽부터 갈라진 상층 기둥, 아교가 아닌 화학접착제를 써 떨어져 나가거나 벗겨진 단청, 전통 기와 대신 크기가 다른 현대식 기와가 얹혀진 지붕. 뉴시스·뉴스1국보 1호 숭례문의 5년에 걸친 복원공사가 부실투성이로 재시공이 필요한 것으로 드러났다. 국보 31호 첨성대는 매년 기울고 있는데도 방치되고 있는 것으로 나타났다.

감사원은 지난해 12월부터 2월까지 문화재청과 서울시 등 9개 공공기관을 대상으로 ‘문화재 보수 및 관리실태’ 감사 결과 이런 내용을 포함해 총 93건의 문화재 부실관리를 적발했다고 15일 발표했다.

강경원 감사원 사회문화감사국장은 “문화재청에서 전통기법과 도구를 사용해 원형대로 숭례문을 복원한다는 원칙을 세웠지만 5개 과정 중 4개 부분(단청·기와·지반·철물)에서 원칙이 지켜지지 않았다”고 말했다. 지난해 복원된 숭례문은 복원 5개월 만에 단청이 벗겨지고 목재에 균열이 생겨 부실시공 논란이 일었다.

문화재청은 숭례문의 단청공사에서 시험시공 등의 검증이 필요하다는 복구자문단의 의견을 무시하고 5년의 공사기한을 맞추기 위해 검증되지 않은 홍창원 단청장의 단청기법을 숭례문에 적용했다. 홍 단청장은 아교에 화학접착제를 몰래 섞어 사용해 3억여 원의 부당이득을 챙겼다고 감사원은 설명했다. 지반 복원도 제대로 된 고증 없이 공사를 진행해 숭례문과 주변 계단 부분이 조선 중·후기 지반보다 145cm 높아졌다. 감사원은 복구단 소속 공무원 5명의 징계를 요구하고 홍 단청장에 대해 올 3월 경찰에 수사를 요청했다.

경주시는 첨성대가 지반 침하로 매년 1mm씩 기울고 있는 사실이 2009년 확인됐음에도 원인 파악을 위한 조사도 실시하지 않았다. 꼭대기 부분의 석재는 떨어져 나와 낙하할 위험이 있는데도 안전조치도 없이 방치했다. 지난해 복구공사를 마친 독립문도 보수공사를 했으나 녹물이 흘러나오는 등 부실시공 사례가 드러났다.

정성택 기자

http://news.donga.com/Main/3/all/20140516/63515894/1

記事入力 : 2014/05/16 10:27
監査院「南大門復元工事は手抜き、再施工が必要」

伝統技法での塗装に失敗、化学接着剤を使用
厄介な瓦、現代の規格に変更
木の柱の亀裂は「標準規格内の割れ幅」

 「命脈の絶えた伝統技法で工期内に完成させようとして、丹青・地盤・金物・瓦などの不正工事を招いた」

 2008年に放火で焼失し、昨年5月に復旧工事が終了した国宝第1号「崇礼門(南大門)」の手抜き施工問題をめぐり、監査院は15日「工事は手抜きだらけ。塗装・地盤・瓦などは施工をやり直す必要がある」と発表した。監査院は、昨年12月から今年2月にかけて、文化財庁やソウル特別市など九つの公共機関を対象として「文化財の補修および管理の実態」に関する監査を行い、15日にその結果を公表した。監査院は「文化財庁は、断絶した伝統技法の再現・施工に必要な時間などを考慮せず、慣例どおりに工期(5年)を設定したため、これに合わせようと不正な施工が行われた」と指摘した。

(1)丹青匠、ニカワに化学接着剤を混ぜる

 最大の問題は、建物を塗装する「丹青」。文化財庁は、丹青を担当する「丹青匠」の名声だけを信じ、耐久性などが検証されていないニカワや「水干粉彩」などの技法を適用して予算を浪費、伝統技法の再現に失敗した。顔料が流れ落ちてニカワがまとわり付く問題が発生したため、丹青匠がひそかに合成樹脂接着剤をニカワに混ぜて使っていたことが判明した。その結果、ニカワと化学接着剤の張力の差が原因で塗装が剥げたが、文化財庁はこうした事実を知らなかったという。さらに丹青匠は、安い化学接着剤の利用によって、3億ウォン(現在のレートで約3000万円)の不当利益を得ていた、と監査院は発表した。また監査院は、丹青に塗った桐油を早く乾燥させるため、丹青匠が桐油とテレビン油を混ぜて崇礼門全体に塗ったことから、火災の危険性が最大4倍になったと指摘した。

(2)瓦の規格を勝手に変更

 瓦は、考証を経て、火災前の伝統的な瓦の規格通りに作ることになっていた。しかし業者から「施工が厄介」という意見が出たため、現在の韓国の国家規格であるKS規格に変更された。伝統的な瓦で再現するという当初の趣旨に反し、工場産の瓦のようなやり方で施工したわけだ。また、人力で土を混ぜて固めるという原則に反し、実際には土工場で加工した土を購入、使用していたことも判明した。しかし「冬場に凍結で破損する可能性がある」という疑惑については、監査院が韓国化学融合試験研究院と韓国伝統文化財学校保存科学研究所に試験を依頼した結果、耐凍害性能・吸収率・曲げ強さなどの点で、韓国産業標準を満たしていたという。

(3)伝統的な金物の再現に失敗

 伝統技法に対する検証もなく、安易に「伝統の金物で復旧する」と発表したものの、伝統の金物の再現に失敗した。文化財庁は、景福宮に保管されていた朝鮮王朝時代の金物を持ち出して利用し、足りない分は鉄工所で現代の金物を1万1965点(30.9%)購入、使用していたことが明らかになった。

(4)かさ上げされていた地盤は30センチしか取り除かず

 文化財庁は、発掘の結果に基づいて、後からかさ上げされた土を全て取り去り、朝鮮王朝時代中・後期の地盤面に合わせるという原則を打ち出したが、施工上の便宜のため、30センチしか土を除去していなかったことが判明した。その結果、陸上部分は朝鮮王朝時代中・後期の地盤面より10−30センチ高く施工され、虹霓(こうげい。アーチ)の下部には現代の土が少なくとも43センチ残るなど、ずさんな形で復元され、一部再施行が必要と監査院は指摘した。

(5)木材の亀裂は安全上問題なし

 当初問題になっていた崇礼門上層の柱の亀裂は、構造的安全性の面で問題はない、と結論付けられた。崇礼門が昨年復旧した後、マツの柱のうち1本に幅1.6センチのひびが入り「総体的な手抜き工事」と批判された。監査院は「崇礼門総合点検団で、昨年10月から11月にかけて、崇礼門2階にある『高柱』など4本の柱の亀裂を測定した結果、これ以上ひびが広がることはなく、それぞれの柱にできたひびの幅は最大13ミリから20ミリで、『文化財修理標準仕様書』上の木材規格(60ミリ未満)に適合しているとの結論を下した」と発表した。

(6)慶州の瞻星台は毎年1ミリずつ傾斜

 既存の文化財の管理にも問題が多かった。慶尚北道慶州市にある瞻星台(国宝第31号)は、地盤沈下のため、毎年1ミリずつ傾いていることが09年に確認されている。慶州市は昨年末に安全診断を行ったが、さらなる沈下の可能性や沈下の原因確認などに必要な地盤の状態の調査は行わなかったという。

 監査院は「丹青は、徹底した考証を経て合理的なやり方で再施行し、地盤は、残っている現代の土をさらに取り除き、瓦は、火災前の規格に交換すべき」と文化財庁に通知した。また監査院は、工事の管理を十分に行わなかった崇礼門復旧団長など5人について懲戒を要求し、丹青匠については、今年3月に警察へ捜査を要請した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/16/2014051601028.html

ところで、唐招提寺で思いだしたのは、南大門ともう一つ、TOKIOでした。

DASH村・DASH海岸・DASH島と経験してきた彼らの技術力と人生の年輪を考えれば、最終的に到達するのは「DASH寺やないの?」と思ったのです。


家建てて、舟屋まで建てた5人ですから、宮大工に弟子入りして神社仏閣や国宝・重要文化財の修復のための技術を身につけて、村のあった福島の浪江町やリーダーの故郷の奈良で廃寺を再建し、仏師に弟子入りして仏像も刻んで、番組でお世話になった物故者の方々のために得度して僧籍を取る、くらいまでできそうな気がします。

あと15年くらい番組が続いてたら、やってもおかしくないような…。