上海・虹橋駅2度目にして初めてやってきた虹橋火車駅、の乗車フロア。
降車口は地下鉄の改札と同じフロアにありますが、乗車は上の階になります。このレイアウトのパターンは北京西駅など新しい大規模駅には共通です。
で、今回、ここに来たのは、「初めての中国高速鉄道」にチャレンジするためでした。
こういう↓懇切丁寧な説明を参照して準備万端、であればよかったのですが、いつものごとくの行き当たりばったり。こういうのは帰ってきてからその存在を知りました。
というわけで、切符の買い方と乗り方は上のページを見てもらえればほぼ完璧だと思います。要するに、
- 自動券売機は、中国の身分証が必要なので外国人は使えない。
- 窓口に並んで切符を買う際には、パスポート必須(パスポート番号は切符に記載されます)。
という2点を押さえておけば、最悪筆談でどうにかできるでしょう。狙っていた列車が満席になっていた場合には、次善の列車を提案してくれます。時間と料金のやり取りは数字の話ですし、窓口のディスプレイに表示もされますから、頑張れば何とかなるはずです。
改札が始まるのは発車の15分前なので、それまでは空港と同じようにゲート付近で待ちます。私が乗ったのは温州南行きのG7521列車。列車番号がGで始まるのは高速鉄道専用路線を走り、Dで始まるのは一般の鉄道路線を走ることを意味するとのことです。
ゲートがオープンしたら、切符を自動改札に通して*1ホームに降りていきます。
発車まで間のないタイミングでホームに降ろされ、ホームは全体として薄暗いので、記念の写真を撮るにはいい条件とは言えません。乗客の皆さんもそんなことには全く興味なさげで、そそくさと乗り込んでいきます。
乗ったのは2等車で、2人がけと3人がけのレイアウト。車両そのものは新しくて綺麗ですし、広さ的にも新幹線と遜色がありません。ただし、時々カップ麺の匂いが漂ってくるあたりで、日本との違いを感じることはできます。
二駅ほど停車したのち、1時間もかからずに到着したのが杭州東駅。杭州における高速鉄道のメイン駅と目されているようで、ここも相当な巨大駅です。
乗車の時には余裕がありませんでしたけど、ここでは頑張っていちびってみました。
外に出てみても、やっぱりデカいです。ただ、この駅は杭州市街からはやや離れているためか、高層アパートがあるほかには、周辺に特に見るべきものはありません。西湖など杭州観光や市街に行くことが目的であれば、杭州駅の方に行かないといけません。
今後こちらのエリアも栄えていくのかもしれません。ただ、よく見ると、ちょっと残念なところもありますね。
かくして、特に杭州観光をすることもなく、滞在1時間ほどで、杭州東駅から再び高速鉄道に乗って虹橋駅に戻ったのでした。今回は高速鉄道に乗ることそのものが目的だったので*2、またいずれ時間を取って杭州を再訪したいと思います。