雨空と地縛する魂

一年と少し。小雨の中。

振り返れば、ほんのひと時、ほんの一瞬の出来事が、

ここまで人を縛っている。

いつまで縛られるのか。どうすれば解かれるのか。

磨り減り、引き剥がされる魂はおそらく、

来年の今ごろ、同じようにここにいることは、

ないでしょう。

さようなら。またいつか、どこかで。

written by iHatenaSync