ななじ眺『あるいとう』第11巻を読む。

『マーガレット』本誌で追いかける派ではないので、単行本でようやく最終回まで読みました。

この作品と出会ったのは2年前。神戸・北野を舞台にしたその作品に関連してスタンプラリーが開かれていた異人館一帯を、場違いなカミリアたちが埋め尽くしてしまったことへの申し訳なさから、手に取ってみたのが、そもそもの始まりでした。

KARASIA2013余話:聖地巡礼をめぐる懺悔

須磨浦山上遊園も、これで見て初めて行ったりもしましたねえ。

須磨浦山上をあるいとうと、コウベヤマネコに睨まれた話

いやでも、とにかく、ホッとしました。最終回に向けて、ギリギリの綱渡りのようなストーリー展開の中で、桜太が「突き抜けた」シーンを見ることができたので。

強いとか弱いとか強がりとか

ええ、そうです。私は桜太派です。今さらながらですけど。

桜ちゃんさえ幸せであるのなら、あとはどう展開しても気にならないくらいです。はい*1

http://prcm.jp/album/5e75b56ccf7bc/pic/34119044

清盛や授が今の時点で桜太を上回れないのは、仕方ないことです。二人もいつかは、そっちの立場に回ることになるでしょう。

https://twitter.com/yuunaaa4803/status/651014891793334272

それにしても、どれとは言いませんが、この裏設定には悶絶しましたよ…。マジか…。

私の中では、純粋一途なキヨの名字は「岩崎」で、途中から転校してきた授の名字は「沖田」やったんですけどねえ。でも、そうなると何となーく、授が死んでしまいそうな予感がしたんで、「伊藤」で何よりでした。

何をどうしても初恋が実りそうにないキヨですが、きっと衣舞ちゃんを幸せにすることでしょう。

https://twitter.com/nagamunanaji/status/580555691615744001

最後まで楽しく読ませていただきました。作品と作者さんと、この出会いを呼んでくれた女神に感謝します。

神戸ギュリ祭り2日目午前の部:女神聖蹟探訪

*1:そう言えば、桜太には激甘で、ユジョンには激辛なように見えるかもしれませんけど、私としては同じことを期待してるだけなんですよ。私はただ、「壁を突き破れ、床を踏み抜け、天井を突き抜けろ」と言っているだけです。ああ、「チーズインザトラップ」の話です。