【梁山の風景】院洞中学校:「奇跡の野球部」の現場へ

再びの釜田駅。

今日は、東海南部線ではなく、京釜線から慶全線に折れて順天に向かうムグンファ号に乗ります。

釜田駅を出て30分と少し、降りたのは釜山の隣、梁山市にある院洞駅。釜山のベッドタウン化しつつある梁山のイメージとは程遠い、洛東江沿いの小さなローカル駅です。にゃんこの兄弟がお出迎えしてくれます。



この駅のある院洞面にあるのが、院洞中学校。廃校寸前の危機を救った「奇跡の野球部」で知られる学校です。

d.hatena.ne.jp

院洞中学校は駅から1.6キロほどのところにあります。十分歩ける距離なのですが、ちょうどバスが来ていたので、それに乗ることにしました。


さあ、着きました。ここですよ。




KANOの錠者大尉ではありませんが、「こんなところから、全国制覇したのか!」と言いたくなりました。ええ、言いたかっただけです。

野球特性化学校に指定されて強化を意図された野球部ですから、部室や室内練習場がありますし、照明設備もあります。でも、そこはあくまでもともと中学校の運動場であって、特にライト方向は狭いですし(定位置で後方のネットにかかるくらい)、ファウルゾーンもしっかりとは確保できず、グラウンドの土も硬くて、お世辞にもいい環境とは言えません。




「いらっしゃいませー!」

http://chiyuanchin.pixnet.net/blog/post/33358477

「それがやりたかっただけやろ!」と言われても、返す言葉がありません。面目ないです。

ただ、校舎の前のこの功績碑を見ていると、この中学校と院洞面に関わりのあるすべての人にとって、今はもう世を去った方も含めて、この野球部の起こした「奇跡」は等しく喜びであるのだろうなと思います。




追記:ところで、室内練習場の横にちょこんと座っているのは。

あら可愛い。

大人しいし吠えへんし、撫でさせてもくれるし、賢いなぁ。普段からちゃんといい人たちに可愛がられてるみたいやねえ。

…そういえばキミ、さっきの動画に一瞬出演してなかった?