センバツ決勝:延長サヨナラで智辯学園が初優勝

思いもかけず、この決勝戦を観ることもできました。


接戦・熱戦の続いた今大会を締めくくるにふさわしい試合でした。ホントに紙一重で別れた明暗、高松商・浦大輝投手の閉会式での悔しそうな顔が印象に残りました。



選抜高校野球 決勝で延長サヨナラ勝ち 27年ぶり
毎日新聞2016年3月31日 19時41分(最終更新 3月31日 20時23分)


高松商智弁学園】十一回裏智弁学園2死一塁、村上の中越二塁打でサヨナラ。喜び合う智弁学園の選手たち(捕手・植田響)=阪神甲子園球場で2016年3月31日、津村豊和撮影

 第88回選抜高校野球大会毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の決勝が31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、2年ぶり10回目出場の智弁学園(奈良)が、20年ぶり26回目出場の高松商(香川)を延長十一回、2−1のサヨナラで破って春夏通じて初優勝した。1977年春と95年夏の4強が最高だった。

 晴天の下、4万2000人の観衆が集まった。二回に智弁学園が先制し、八回に高松商が追い付いて延長戦に。智弁学園は十一回、村上頌樹(しょうき)投手(3年)の適時打で緊迫の投手戦に終止符を打った。村上投手は全5試合を完投。大会を通じて3失点の快投を見せた。決勝での延長サヨナラ勝ちは第61回大会の東邦(愛知)以来。

 大会本部によると、今大会の総入場者は52万9000人で、球場のリニューアル(2009年)以来最多となった。50万人突破は8年ぶり。高校野球人気に加え、近畿勢が8強に4校残り、好天に恵まれたことなどが観客を集めた。東日本大震災被災地から21世紀枠で出場した釜石(岩手)が春夏通じて初勝利するなど、話題も多かった。

 閉会式で智弁学園の岡沢智基主将(3年)が、大会会長の朝比奈豊毎日新聞社社長から紫紺の優勝旗を受け取った。八田英二・日本高野連会長が「甲子園は、皆さんの夢をかなえ、青春の一ページを美しく飾ってくれました」と講評。朝比奈社長は「選手の皆さんが開いた新しい時代が未来に連なると確信しました」とあいさつした。【高瀬浩平】

http://mainichi.jp/koshien/articles/20160401/k00/00m/050/055000c

選抜高校野球 奈良県勢、春夏通算130勝目 智弁学園
毎日新聞2016年3月31日 19時43分(最終更新 3月31日 20時01分)


高松商智弁学園】優勝を決めたサヨナラ打を放った村上(左端)に駆け寄って喜び合う智弁学園の選手たち=阪神甲子園球場で2016年3月31日、津村豊和撮影

 第88回選抜高校野球大会は31日、決勝があり、智弁学園(奈良)が延長十一回、2−1で高松商(香川)にサヨナラ勝ちし、春夏通算27回目の出場で初めて甲子園の頂点に立った。奈良県勢のセンバツ優勝は第69回大会(1997年)の天理以来2回目。奈良県勢の春夏通算130勝目となった。第1回大会(24年)の優勝校で、第32回大会(60年)以来56年ぶり3回目の優勝を狙った高松商はあと一歩及ばず。第81回(2009年)の清峰(長崎)以来となる公立校の優勝も逃した。大会を通じたサヨナラ試合は6試合で、2年前の第86回大会と並んで史上最多。センバツが3月中に終わるのは戦後初だった。

http://mainichi.jp/koshien/articles/20160401/k00/00m/050/056000c

そして、勝った人も負けた人も、明日からは夏に向けた戦いがスタートします。健闘を祈ります。


追記: 智辯学園とともに、「天舞」(=135の「夢未来」)も初めて甲子園決勝戦のスタジアムに響きましたね。ちょっと感動しました。