【渋谷区の風景】六本木から千駄ヶ谷まで突っ切る・5:千駄ヶ谷駅にたどり着く

東京体育館まで来れば、千駄ヶ谷駅はもう目の前です。

千駄ヶ谷と言えば、思い出されるのはやはり千駄谷学園のことなのですが、帰りの時間も迫っています。残念ながら探す暇はありませんでした。

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私は斉藤ファンだったので、春の高校選手権団体戦決勝の斉藤‐橘の一戦には興奮したものでした。

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その代わり、ホームから目にしたのが、線路の向こうにある妙なもの。

いつも利用している方には見慣れた光景でしょうが、これ、前の東京五輪の時に作られた臨時ホームらしいですね。

見た時には一瞬、阪神御影駅の貨物ホーム跡みたいなものかと思いました。ただし、大きさはぜんぜん違います。

阪神電鉄 御影貨物ホーム跡 - 廃線跡を巡る(私鉄編)

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オリンピックでなくとも、国立競技場が満杯になることは多々あったでしょうに、せっかくあるこのホームがほとんど使われてこなかったとは、不思議な気がします。

新国立競技場の成り行きはともかく、臨時ホームを復活させて利用する手は十分にありだと思います。

64年五輪で増設の臨時ホーム復活へ…千駄ヶ谷
2015年06月19日 特集 東京五輪

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復活が計画されているJR千駄ヶ谷駅の臨時ホーム(右)。利用客が立ち入ることはなく、点字ブロックなどは施されていない(千駄ヶ谷駅で)

 JR東日本が、2020年東京五輪パラリンピックのメイン競技場となる新国立競技場近くの千駄ヶ谷駅(東京都渋谷区)について、現在は使われていない臨時ホームを再活用する計画を進めている。

 1964年の東京五輪の際に増設された同ホームをリニューアルし、多数の乗降客に対応できるようにする。

 同駅は、旧国立競技場から約300メートル(徒歩4分)。現在、同駅で利用されているホームは一つだけで、中央・総武線の各駅停車の上下線の乗客が混在している。このため、南側にある臨時ホーム(全長222メートル)を復活させ、上り線の乗客は現在のホーム、下り線の乗客は臨時ホームに分けることで、安全を確保したい考えだ。

 JR東日本によると、臨時ホームは、1964年の東京五輪の開催2か月前に造られた。しかし、その後はほとんど利用されず、昭和天皇の「大喪の礼」が近くの新宿御苑で営まれた89年2月が最後とみられるという。現在、一般利用者の立ち入りは禁止され、壁面に広告看板が取り付けられているだけだ。

 20年の東京五輪開催時には、64年大会と同様に多くの来場者が同駅を利用することが予想される。線路への転落や電車との接触などの危険が増すため、同社で対応を検討していた。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000299/20150618-OYT1T50049.html

ということで、この千駄ヶ谷駅から東京駅に移動して帰りましたので、三区縦断散歩はこれでおしまいです。