北京の地下鉄14号線・大瓦窑站(大瓦窯駅)に降り立ったのは2度目です。前回はここから丰台西站(豊台西駅)へと歩いたのでした。
【北京の風景】丰台区(豊台区)を歩く・その5:大瓦窑站(大瓦窯駅)経由、丰台西站(豊台西駅)への道 - 大塚愛と死の哲学
今回は、前回行かなかった宛平城や盧溝橋の方面に向かいます。このあたり、昔は北京の外れの外れで、来るのも大変な場所だったらしいのですけど、現在は地下鉄駅から余裕の徒歩圏になっています。
前回とは違い、高架道を避けて高速道路沿いの道を進みます。
道の途中には、日中全面戦争初期の抗日烈士として知られる趙登禹将軍のお墓があります。この墓地、文革時にはいちど破壊され、その後再建されたものだとのことです。
このあたりは鉄道路線が複雑に交差しているポイントなので、繰り返し線路をくぐる中で、走行する列車を目にする機会も少なくありません。
で、このY字路に出たら、狭い右の道を進みます。
その突き当りにあるのが、宛平城です。東西の城門には、中英日の3言語で書かれた説明板が掲げられています。
城壁の中は相当に広く、「盧溝橋文化旅游区」として観光用に整備されていますが、メインストリートを一筋入ったところを覗くと、住民の生活の臭いもします。
そして、この文化旅游区のど真ん中にドーンと構えているのが、巨大な中国人民抗日戦争紀念館です。
長くなるので、続きはまたいずれ。