【ソウルの風景】暖色系の対戦をしばきに行く・後編:ソウルワールドカップスタジアム

さて、後編はソウルワールドカップスタジアムでのACL16強対決、FCソウル浦和レッズの一戦です。ここでの観戦は久しぶり、3度目になりますか。

暖色系というか、真っ赤な赤と赤との対決です。青がないのはストレスになりますが、言うまでもなく1勝もできずに敗退したほうが悪いのです。

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相変わらず当日券を買い求める大行列が試合開始直前になっても続いています。この点は以前からぜんぜん学習してませんねえ。レプリカユニフォームを着るようなサポーターは、シーズンチケットとまでは言わずとも、せめて事前購入させるように誘導しないと、主催者側も毎回毎回大変でしょう。

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何とか試合開始には間に合いました。見ての通り赤同士の激突です。

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今回取ったのはバック側の東スタンド指定席。どちらのサポーターでもありませんが、さすがに青黒の人間が浦和サイドに立つことはできません。もちろん、FCソウルサポーターに囲まれていても、勝てば勝ったで浦和に拍手を送る用意はできていましたよ。

思ったよりも低層前方の席だったので、巨大なスタジアムの割にはピッチが近く、見やすかったです。

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ともあれ、FCソウルが前半に1点を取って、トータル1-1で延長戦に突入するまでは、まだ予測できたのですけど、その後の展開は想像をはるかに超えてました。

延長前半、アドリアーノに勝ち越し点を決められた時には浦和ももうダメかと思ったのですが、そこからよく李忠成が続けざまに2点を取りましたよ。その時点で帰り始めたお客さんも前後左右に少なからずいました。

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この後、アディショナルタイムに劇的なゴールシーンが待っているとは、思いもよらなかったのでしょう。帰っちゃった人たち、きっと後悔したはずです。

「승부차기」で「PK戦」を意味するんですね。なんか初めて見た気がする単語…。

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PK戦はまあ、結果論を言えばいくらでも言えます。こういう試合で負けるのは悔しいことですけど、勝負事ですから、勝つことも負けることもあります。そこは仕方がありません。いずれにせよ紙一重のことでした。

ただ、その悔しい思いをクラブの財産にして、来年以降のACLに向けた捲土重来を誓えばいいんです*1。明日も明後日も勝つために戦うプロなんですから。

今年のACLの浦和は、力のあるところをアジアで見せつけました。あとは「広州恒大を返り討ちにして、FCソウルにリベンジを果たす」レベルまで実力を上げてってください。

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いや、ええ試合を見せてもらいました。頑張って見にきた甲斐も遅くまで残った甲斐もありましたよ。

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ACL日本勢全滅…“最後の砦”浦和、PK戦の末に力尽きる
16/5/25 22:25

[5.25 ACLラウンド16第2戦 FCソウル 3-2(7PK6) 浦和 ソウル]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦が25日に行われ、浦和レッズFCソウル(韓国)のホームに乗り込んだ。前半29分に先制された浦和は2試合合計1-1とされると、延長前半4分に勝ち越しを許してしまう。延長後半7分と同10分にFW李忠成が立て続けにネットを揺らして勝ち越しながらも、同アディショナルタイムに失点を喫して2試合合計3-3に。すると、PK戦で7-6で敗れて浦和のラウンド16敗退が決まった。

 18日に行われたホームでの第1戦で1-0の勝利を収めた浦和は、逆転での勝ち上がりを狙うFCソウルの攻撃を、集中した守備ではね返して簡単には決定機を作らせない。逆に前半21分にはPA外で受けたDF森脇良太ミドルシュートでゴールを脅かしたものの、ボールはゴール左に外れてしまった。

 すると前半29分、FCソウルに先制点を献上してしまう。自陣PA付近でDF遠藤航のパスをFWアドリアーノにカットされてPA内に持ち込まれると、ラストパスをFWデヤン・ダムヤノビッチに押し込まれてスコアは1-0に。これで2試合合計1-1となり、イーブンの状態になった。

 1-0とFCソウルにリードされたまま後半を迎えると、浦和はFW武藤雄樹に代えてFWズラタンを投入する。後半2分には最終ラインのロングボールからダムヤノビッチに抜け出されるが、好反応を見せたGK西川周作が弾き出して危機をしのいだ。すると同4分にはPA内のこぼれ球に反応したMF宇賀神友弥が右足シュートで狙ったが、ボールはゴール左に外れてしまう。

 後半17分にはMF関根貴大に代わってMF駒井善成がピッチに送り込まれる。同26分にはMF柏木陽介のラストパスからフリーでPA内に進入したFW興梠慎三が決定機を迎えるが、シュートをジャストミートさせることができず。同29分には宇賀神に代えて最後のカードとなるMF梅崎司が投入された。

 2試合合計での勝ち越しを狙う浦和は後半38分、高い位置でボールを奪ってカウンターを仕掛けると梅崎のラストパスからズラタンがアウトサイドで狙うも、ゴールマウスを捉え切ることができない。後半アディショナルタイムにはFCソウルに決定機を作られたが、アドリアーノのシュートを西川がストップ。2試合合計1-1のまま、試合は延長戦に突入した。

 延長戦を迎えると延長前半4分、FWパク・チュヨンのラストパスからアドリアーノにネットを揺らされ、2試合合計2-1と勝ち越しを許してしまう。しかし延長後半7分、DF槙野智章のサイドチェンジを右サイドの駒井が折り返すと李がヘッドで叩き込んで同点に追い付き、同10分には鮮やかなパスワークから最後は李がダイレクトボレーで沈めて、勝ち越しに成功。だが延長後半アディショナルタイムにMFコ・ヨハンにミドルシュートを叩き込まれて3-2で試合終了を迎え、2試合合計3-3となって勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 迎えたPK戦では浦和がきっちり3人目まで決めると、FCソウル3人目のMFオスマール・バルバが枠を外し、両チームともに4人目が決めて迎えた浦和5人目の西川がGKユ・サンフンにストップされてしまう。その後は両チームの選手が確実にネットを揺らすと、浦和8人目の駒井がGKユ・サンフンに止められ、FCソウル8人目DFキム・ドンウに決められて7-6で敗れた。前日のFC東京に続いてラウンド16敗退が決まり、日本勢は全滅することになった。

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http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190274-190274-fl

-AFC축구- '승부차기 혈전' 서울, 우라와 꺾고 8강 진출
송고시간 | 2016/05/25 22:31

승부차기 7-6…데얀·아드리아노·고요한 득점

(서울=연합뉴스) 고일환 기자 = 프로축구 K리그 선두 FC서울이 승부차기까지 가는 혈전 끝에 일본의 강호 우라와 레즈를 꺾고 8강 진출에 성공했다.

서울은 25일 서울월드컵경기장에서 열린 2016 아시아축구연맹(AFC) 챔피언스리그 16강 2차전 홈 경기에서 연장 후반 추가시간에 터진 고요한의 골에 힘입어 일본의 우라와를 3-2로 꺾었다.

그러나 1차전 원정 경기에서 0-1로 패배한 탓에 1·2차전 합계가 3-3이 됐고, 승부차기에서 8강 진출 여부가 가려지게 됐다.

서울은 6-6 상황에서 골키퍼 유상훈이 우라와 코마이 요시아키의 슈팅을 막아냈고, 서울의 8번째 키커 김동우가 침착하게 골을 성공시키면서 7-6으로 승부를 결정지었다.

서울은 전북 현대에 이어 올 시즌 AFC 챔피언스리그에서 두 번째로 8강에 진출한 K리그 팀이 됐다. K리그 팀들이 AFC 8강에 동반 진출한 것은 지난 2011년 이후 5년 만이다.

1차전 패배 탓에 다득점 승리가 필요했던 서울은 최고의 외국인 스트라이커 콤비 아드리아노와 데얀을 최전방에 선발 출전시켰고, 다카하기와 주세종, 윤일록을 2선에 배치했다.

좌우 윙백은 고광민과 고요한이 맡았고, 스리백(3-back)은 오스마르와 김원식, 김동우가 구성했다. 골키퍼 장갑은 유상훈이 꼈다.

경기 시작 휘슬이 울린 뒤 미드필드에서의 공방이 오갔지만 서울의 공격이 더 매서웠다.

결국 전반 28분 서울의 첫 골이 터졌다. 전반 내내 활발한 움직임을 보였던 아드리아노의 발끝에서부터 시작된 골이었다.

페널티지역 외곽에서 수비수의 공을 가로챈 아드리아노는 반대편 방향에서 쇄도하는 데얀을 향해 정확하게 패스를 찔러줬고, 데얀이 오른발 안쪽으로 침착하게 마무리했다.

전반을 1-0으로 마친 서울은 후반에도 우라와를 압박했지만 추가 골을 얻지 못했다. 2점차 이상으로 이겨야 8강 진출이 확정되는 상황이었기 때문에 승부는 연장으로 이어졌다.

서울은 연장 전반 3분 페널티지역 오른쪽을 침투한 박주영의 크로스에 아드리아노가 뛰어들면서 오른발로 마무리, 2-0으로 점수 차를 벌렸다.

서울의 승리가 유력한 상황이었지만 연장 후반에 우라와의 재일교포 4세 이충성(일본명 리 다다나리)의 연속골이 터지면서 8강행 티켓의 향방이 미궁으로 빠졌다.

이충성은 연장 후반 6분 헤딩슛으로 만회골을 넣은 데 이어 연장 후반 10분에는 승부의 추를 2-2 원점으로 돌리는 동점골을 성공했다.

그러나 연장 후반 추가시간 고요한이 페널티아크 부근에서 왼발로 때린 중거리슈팅이 우라와의 골망을 흔들면서 서울은 다시 3-2로 앞서게 됐다.

서울은 승부차기에서도 8명의 키커가 나서는 혈전 끝에 8강행 티켓을 거머쥐었다.

2016/05/25 22:31 송고

http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/05/25/0200000000AKR20160525202100007.HTML

*1:ちなみにFCソウルは、8強進出を阻止された昨年のリベンジを今年、果たしたわけです。その時ソウルを止めたのは…今年言っても空しいだけですから、やめておきます。