【天安の風景】国立望郷の丘を訪れる・1:天安バスターミナルからの道のり

何度か話題にしたことはありながら、まだ訪れたことのなかった国立望郷の丘。

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高尺ドームでプロ野球を観た翌日、朝から天安に向かうことにしました。

まずは高速バスターミナルへ。亀尾の国立金烏工科大学校の広告看板を眺めながらバスを待ち、天安に向かいます。

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天安のバスターミナルに着いたら、目の前の大通りを渡った反対側のバス停から、200番・201番・121番のどれかに乗ります。これらの路線は天安と安城とを結ぶ幹線なので、待ってればじきにどれかがやって来ます。

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天安ICを越えて高速道路沿いを走るバスに乗って、降りるバス停は「望郷の丘(망향의동산)」。30分ほどで到着します。

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バス停に降り立てば、望郷の丘の入り口は目の前です。

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この門衛所で、かなり訝しげに「何をしに来たんですか?」と尋ねられました。正直に「見学」と答えたところ、何ということもなく通してもらえました。

単に単独での来訪者が珍しかったのか、諸事情から不審者への警戒心があったのか、その辺は定かではありません。最近の国家報勲施設では来訪者を歓迎しているような雰囲気を感じることも多いのですが、ここはそれよりも純粋に「墓地」という性格が強いからかもしれません*1

ともあれ、敷地内に足を踏み入れると、まず目に入ってくるのが参詣記念や献樹記念に建てられた石碑。望郷の丘が完成(1976年)して間もない1977年から1980年までに建てられたものです。

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次いで目にすることになるのが、こちらの巨大な慰霊碑。これは、1983年に起きた大韓航空機撃墜事件のものです。

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この慰霊塔の真正面、墓域を超えた先には、望郷の丘の慰霊碑が見えます。そちらはまた、後ほど見ていくことにしましょう。

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とりあえず、大韓航空機撃墜事件の慰霊碑の前が、駐車場になっており、管理事務所やトイレなどがその周囲に配されています。

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このネタもまた少々長くなりそうなので、いったんここで切るとします。

*1:もっとも、いちばん可能性が高いのは「私が見るからに怪しい感じだった」ということです。