【高校野球】稚内大谷が20年ぶりに秋の北海道大会ベスト4進出

ええもちろん、めっちゃ気にしてますよ。稚内大谷久々の快進撃。

球 魂 〜稚内大谷高校野球部ブログ〜

「最北の悲願校・稚内大谷」 - 大塚愛と死の哲学

稚内大谷8強 小松は「“神ってる”ばり」監督絶賛
[2016年10月5日10時16分 紙面から]

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4回裏稚内大谷1死二、三塁、同点2点適時二塁打を放つ小松(撮影・山崎賢人

高校野球秋季北海道大会:稚内大谷3-2武修館>◇4日◇2回戦◇札幌麻生

 名寄地区悲願の春夏通じて初甲子園を狙う稚内大谷が武修館に3-2で逆転勝ちし、14年ぶりの8強進出を決めた。背番号10の小松港(みなと)左翼手(2年)が、同点の2点適時二塁打に、決勝点を呼び込む内野安打とラッキーボーイに。本間敬三監督(32)が「“神ってる”ばりの打撃」と絶賛した伏兵の活躍で、第1関門を突破した。8強が出そろい、今日5日に準々決勝4試合が行われる。

 2点を追う4回1死二、三塁。「スクイズはいらないから、打たせるぞ」。本間監督の指示を、意気に感じた。左中間を破る同点の適時二塁打を放った小松は「無心でした」と照れ笑い。6回2死二塁では、詰まった打球が捕球体勢に入った三塁手の真正面で大きく跳ねて、内野安打に。慌てた三塁手が悪送球し、決勝点につながった。

 初めて公式戦の打席に立った名寄地区代表決定戦でも、満塁の場面で左前適時打。本間監督は「“神ってる”ばりの打撃。みんなが『こいつ、持っているぞ』と思っている」と、ラッキーボーイの出現を喜ぶ。「技術じゃなく、声がいい」と評価されてベンチ入りした背番号10は、いつの間にか、戦力としても不可欠な存在になっていた。

 猿払村のホタテ漁師の家に生まれ、名前は「港」。幼い頃からホタテ漁を手伝い、高校卒業後は、父と兄の後を追って船に乗ると決めている。スポーツ一家で、姉の渚さん(23)は札幌大谷バレー部で全国大会に出場。兄潮(うしお)さん(24)は北海学園札幌野球部で、08年秋の全道大会で準優勝した。「兄も、この麻生球場でタイムリーを打っているんです」。8年前の全道大会で活躍した兄の姿を、自身に重ねた。

 兄は決勝で鵡川に1-3で惜敗し、甲子園出場を逃した。「父にも兄にも、甲子園へ行ってくれと言われている。どんな形でもいいから、甲子園へ行きたい」。準々決勝では、その鵡川が相手。不思議な運命に、再び活躍の予感が、ぷんぷん漂う。【中島宙恵】

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1719993.html

稚内大谷、幼なじみ5人一致団結20年ぶり全道4強
[2016年10月6日12時51分 紙面から]

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1回表、先制適時打を放つ佐々木(撮影・山崎賢人

高校野球秋季北海道大会:稚内大谷7-3鵡川>◇5日◇準々決勝◇札幌円山

 3年連続出場の稚内大谷が、鵡川を7-3で下し、20年ぶり4度目の4強入り。スタメンに並ぶ幼なじみ5人が、投打に大暴れした。投げてはエース左腕、正岡翔也(2年)が2戦連続完投。攻撃では1回に佐々木悠人(はると)捕手(2年)が先制適時打、同点の7回には4番北崎弘也一塁手(2年)が勝ち越しの2点三塁打を放った。今日6日は休養日。明日7日に準決勝2試合が行われる。

 3-3で迎えた7回1死一、三塁。「お前を、信じてる」。本間敬三監督(32)の言葉に、背番号3は奮い立った。前日4日の2回戦から7打席連続無安打だった4番北崎は「不調なのに4番で使ってくれて、うれしかった。強い気持ちで打席に立った」。高めに抜けた変化球を、逃さなかった。フルスイングで捉えた打球は、中堅手の頭上を軽々と越える、勝ち越しの2点三塁打。自信を取り戻す一撃に、力強くガッツポーズした。

 1回に先制適時打を放った佐々木から始まり、2安打1打点の上川原丈登遊撃手(2年)、エース正岡、福田悠太中堅手(2年)と、この日3~7番に並んだ5人が、野球を始めた小学校低学年から同じチームでプレーする。稚内潮見が丘中3年時には、全日本少年軟式野球大会にも出場。全国舞台を経験したことで「高校では名寄から甲子園を目指そう」が合言葉に。それぞれ札幌や旭川の強豪校からの誘いを断って、地元の稚内大谷に進学した。

 自宅も全員徒歩圏内で、小学生の頃から登下校はいつも一緒だ。2戦連続完投のエース左腕、正岡は「信じ合っているみんなと甲子園へ行けたら楽しいはず」。守備の乱れで追い付かれた6回2死一、三塁、右打者へのクロスファイアがズバッと決まり見逃し三振に。2日連投ながら、156球を投げきった。

 チームにとっては20年ぶりの4強入りで、優勝すれば来春のセンバツ出場がぐっと近づく。「このチャンスを逃したくない」と正岡。日本最北端から目指す夢の実現まで、あと2勝。【中島宙恵】

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1720447.html

準決勝は今日です。秋の北海道大会は、優勝しない限り、甲子園への道は見えてきません。

北海を破った東海大札幌を破った札幌日大や、前年度優勝校の札幌第一といった札幌勢は間違いなく強豪なんですけど、ベスト4の中で唯一甲子園出場経験のない名寄地区の稚内大谷の悲願達成を、どうにかして見てみたいですね…。

北海道 大会結果 | 2016年秋季大会特設ページ 〜選抜への道〜 | 高校野球ドットコム

秋の高校野球 きょう準決勝 遠軽×札第一 稚内大谷×札日大高
10/07 07:00

 7日は札幌円山球場で準決勝2試合を行う。準決勝に進出した遠軽(北見支部)、札第一(札幌支部)、稚内大谷(名寄支部)、札日大高(札幌支部)は札幌市内で練習やミーティングを行った。

 第1試合の遠軽―札第一(午前10時開始)は、4年ぶり2度目の4強入りを果たした遠軽が初の決勝進出をかけ、前回優勝の札第一に挑む。

 両校とも2回戦、準々決勝で2桁安打を記録し、打線は上向きだ。強打が持ち味の遠軽は、4番鶴藤が今大会2本塁打と打線をけん引。札第一はエース冨樫、前田ら投手陣を中心に守備からリズムをつくり、攻撃につなげたい。

 第2試合は稚内大谷―札日大高(午後0時30分開始)。20年ぶりに4強入りした稚内大谷はエース正岡の出来が鍵を握っている。札日大高は初戦の東海大札幌高との札幌勢対決を制し勢いに乗る。打線は2試合で計24安打15得点と破壊力抜群で15年ぶりの頂点を狙う。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/sports/school-baseball/school-baseball/1-0324369.html