Jリーグチャンピオンシップ決勝:2016年もまた「さいたまの悲劇」が

テレビで観てましたけど…うーん、ここまでお膳立てができてても、そうなりますか…。浦和にはかける言葉もちょっと見当たりません。

レギュレーションにのっとっての鹿島の「下剋上」優勝にはもちろん、何の異議もありません*1。決めるべき時に決められず、勝つべき時に勝てないと、優勝はできないということです。

そこは勝負の世界ですから、何度でも何度でも捲土重来を期すほかないですね。諦めたり投げ出したりしたらそこで終わりです。

【鹿島】年間勝ち点3位からの下克上優勝!敵地で浦和を下しJ最多8度目V
2016年12月3日21時43分 スポーツ報知

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後半34分、鹿島・金崎(右、左は土居)がPKを決め雄たけびをあげた

 ◆明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ ▽決勝第2戦 浦和1―2鹿島=2戦合計2―2、アウェーゴール差で鹿島の優勝=(3日・埼玉スタジアム2002)

 第1ステージ(S)優勝で年間勝ち点3位(勝ち点59)の鹿島が、アウェーで年間勝ち点1位(同72)で第2S優勝の浦和に2―1で勝利して2戦合計2―2とし、アウェーゴール差で09年以来7年ぶりJ最多8度目の優勝を決めた。鹿島は国内3大タイトル18冠。優勝した鹿島は開催国王者として8日に開幕するクラブW杯に出場する。

 CS準決勝で年間勝ち点2位(同70)の川崎を下して決勝に進出した鹿島は、ホーム開催の第1戦に敗れ、この日も前半7分に浦和FW興梠に先制ゴールを許した。

 しかし、同40分にFW金崎が同点ゴールを決めると、後半34分に再び金崎が勝ち越しのPKを決めて逃げ切った。

 鹿島は今季、第1Sを勝ち点39で制した。第2Sは同20の11位に沈んだが、タイトルのかかった試合の勝負強さは健在で、この日の大一番を制した。

【J1優勝回数】

8回 鹿島(1996、98、2000、01、07、08、09、16)

3回 横浜M(1995、2003、04)

3回 磐田(1997、99、2002)

3回 広島(2012、13、15)

2回 東京V(1993、94)

2回 G大阪(2005、14)

1回 浦和(2006)

1回 名古屋(2010)

1回 柏(2011)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161203-OHT1T50216.html

【浦和】年間勝ち点1位も大逆転負けでV逸…今年も埼スタでCSの悲劇
2016年12月3日22時2分 スポーツ報知

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後半34分、鹿島・金崎に勝ち越しゴールを決められる(浦和GK・西川)

 ◆明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ ▽決勝第2戦 浦和1―2鹿島=2戦合計2―2、アウェーゴール差で鹿島の優勝=(3日・埼玉スタジアム2002)

 年間勝ち点1位(勝ち点72)で第2ステージ優勝の浦和が、年間勝ち点3位(同59)で第1ステージ優勝の鹿島に1―2で敗れて2戦合計2―2となり、アウェーゴール差で屈して10年ぶり2度目の優勝を逃した。浦和は昨年もホーム・埼玉スタジアムで開催されたCS準決勝で年間勝ち点上位ながらG大阪に敗れており、2年連続でホームで屈辱の涙を流す結果となった。

 浦和は第1戦に勝利し、0―1の敗戦でも優勝と有利な条件だった。そして幸先よく前半7分にFW興梠のゴールで先制し、埼玉スタジアムは沸き立った。

 しかし、同40分に鹿島FW金崎が同点ゴールを決めると、雰囲気が変わってきた。後半に入ると、これまで「17冠」とタイトルの取り方を知り尽くした鹿島を相手に、受けに回る場面が目立つようになった。そして後半32分。DF槙野が背後から鹿島FW鈴木に抜け出され、ペナルティーエリア内で鈴木を倒してしまいPKを献上。鹿島FW金崎に勝ち越しゴールを決められた。

 その後も同点に追いつけば優勝だったが、ゴールネットを揺らすことはできずタイムアップ。試合終了の瞬間、浦和の選手たちはピッチにうずくまり、浦和サポーターは静まりかえった。

 浦和は14年に勝てば優勝だったJ1第32節で、勝ち点差5の2位G大阪にホームで0―2で敗れ、第33節の鳥栖戦では後半ロスタイム失点で引き分け首位陥落。最終節も名古屋に敗れてV逸。さらに15年には、無敗で第1ステージ優勝し年間2位としてCS準決勝に出場したが、年間3位のG大阪に延長戦で黒星を喫して敗退と、優勝まであと一歩が続いていた。またカップ戦でも11年、13年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)は決勝で敗れ、今年1月の天皇杯決勝もG大阪に屈してタイトルを逃していた。

 しかし、今季はルヴァン杯決勝でG大阪をPK戦の末に下して07年のACL以来となるタイトルを獲得。リーグ戦でも川崎との勝ち点70を超える年間1位争いを制し、悲願のリーグタイトル奪取を目指していたが、最後の最後で優勝に手が届かなかった。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161203-OHT1T50234.html

*1:目前で挫折しましたけど、昨年のガンバ大阪だって、それを目指したのです。