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映画「弁護人」を観る。

日常の事々

韓国での公開時に観ることができなかった「弁護人」、昨年になって日本で公開されてからも何度か観る機会を逃してきたのですが、今日になってようやく観ることができました。

映画「弁護人」 - 大塚愛と死の哲学
歴史を呼び返す映画 - 大塚愛と死の哲学

http://www.bengonin.ayapro.ne.jp/

www.youtube.com
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いや、これは…とにかくソンガンホが素晴らしいです。

この作品のモデルが廬武鉉元大統領であることは誰もが知っていることですけど、彼はもともと高卒から苦学して司法試験に合格して、税金問題を専門とするブルジョア弁護士生活を謳歌していたわけです。そこから彼が政治の世界に足を踏み入れるようになったきっかけとなるのが、この映画で取り上げられている釜林事件の弁護活動で、大統領にまで昇りつめた廬武鉉の「原点」をそこに見ることができます。

韓国現代史―大統領たちの栄光と蹉跌 (中公新書)

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歴史とは何か (岩波新書)

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この時代にあって公権力に真正面から楯突くというのがどういうことなのか、身をもって体験している世代がまだまだ現役であるだけに、そこにある緊張感がチャチな作り物で許されるはずがありません。さほどキャパの大きくはない京都シネマとは言え、9割がたの席が埋めていたお客さんが全員、息を詰めて公判場面を見守っていました。映画館があんな空気になった作品は、ちょっと記憶にありません。

この作品が、こんな話につながっていたという話も、この作品の鬼気迫るリアリティを傍証してくれているのかもしれません。

朴槿恵政権はこの映画の何をそんなに恐れていたのか。

ま、なんとなくわかる気はします。つまり、「今こそ見るべき映画」だということになるのでしょうね。

「大統領府のCJ圧迫、映画『弁護人』が決定的理由」
登録 : 2016.11.17 22:33修正 : 2016.11.18 07:48
文化体育観光部元高官が証言
盧武鉉追慕の熱気が蘇り
キム・ギチュン当時秘書室長が教育文化首席を通じて
文化体育観光部に調査圧迫を指示

チョ・ウォンドン経済首席は直接乗り出して 
イ・ミギョン副会長に電話で退陣を強要
「大統領の指示によるもの」との供述に
大統領府、独自調査を中断

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映画『弁護人』の一場面//ハンギョレ新聞社

 大統領府がCJグループを圧迫した決定的な理由は映画『弁護人』だったという文化体育観光部(文体部)関係者らの証言が出た。また、イ・ミギョンCJグループ副会長に退陣するよう圧力をかけたチョ・ウォンドン経済首席秘書官については、当時、大統領府の独自調査が行われたが、チョ首席が「朴槿恵(パク・クネ)大統領の指示を受けて電話をかけた」と供述し、調査が中断されたことが明らかになった。

 17日、ハンギョレが取材を行った文体部元高官や現職関係者の話によると、CJグループに対する大統領府の圧力が本格化したのは2014年初めからだったという。文体部元高官は「2013年半ばから、『CJ側を調査して思い知らせてやれ』との指示が大統領府から度々下ってきたが、2014年初めからはそれが急に強まった」として、「当時は映画『弁護人』の観客が1000万人を突破し、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する追悼の熱気が蘇っていた」と語った。彼はさらに、「当時、大統領府の指示は、キム・ギチュン秘書室長がモ・チョルミン教育文化首席秘書官に指示し、文体部に伝達された」と話した。

 『弁護人』は1981年9月に釜山(プサン)地域で発生した「釜林事件」を基に作られた映画で、2013年12月18日に封切られ、韓国映画としては9番目に1000万観客を突破する記録を残した。主人公の弁護士が故盧武鉉大統領をモデルにしていたことも、話題になった。

 彼はしかし、「文体部が大統領府の指示に従わなかったため、その課題は公正取引委員会に任された」として、「文体部に代わって宿題を抱えることになった公正取引委員会公取委)が『なぜ私たちがこんな荷物を抱えなければならないのか』と、文体部に強く抗議をしたこともあった」と話した。実際、公正取引委員会は2014年4月4日CJ CGVとCJ E&Mに対する現場調査に着手した。その結果、公取委は同年12月CJに課徴金32億ウォン(約2億9千万円)を賦課した。CJの関係者は「公取委が調査を行ったが、大きな問題がないことがわかると、この事案と特に関係のない映画振興委員会にまで詰め寄るなど、何が何でも問題点を見つけ出そうとしているようだった」と話した。

 一方、チョ・ウォンドン首席がイ・ミギョンCJ副会長の退陣を迫ったという録音ファイルと関連し、大統領府関係者は17日「チョ・ウォンドン首席秘書官の声が収められた録音ファイルが、2014年1~2月頃大統領府に伝わり、民政(主席室)側が独自に調査に乗り出した」として、「録音ファイルの真偽と事実関係を把握するため、チョ氏を調査したが、チョ首席秘書官が『朴槿恵大統領の指示を受けて電話をした』と供述したため、それ以上の調査は行われなかった」と話した。彼はまた、「チョ首席秘書官に対する調査結果は、キム・ギチュン秘書室長に正式に報告したが、報告してから数日後、ドアノブ3人衆の一人であるアン・ボングン秘書官が『もう気にしなくていい』と言ったことで、その事件は終了した」と話した。

キム・ウィギョム先任記者

韓国語原文入力:2016-11-17 17:45
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/770783.html 訳H.J(1532字)

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25686.html

2016.12.29 18:59
【激震・朴政権】「反朴槿恵」芸能・文化人9400人分ブラックリストは存在!? 特検が前大統領高官らを捜査 崔被告が作成を主張か

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韓国の朴槿恵大統領(ロイター)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が、政権に批判的だとみなした芸能人や文化人ら約9400人の名前を記したとされる「ブラックリスト」の存在が波紋を広げている。政府から独立して朴氏の疑惑を捜査する「特別検察官」(特検)はリストの一部を入手。作成に関与した疑いのある政府高官らを相次ぎ事情聴取した。

 特検は29日、リストに掲載された人物を政府の支援対象から外すよう圧力をかけた疑惑に関連し、元大統領府教育文化首席秘書官の牟●敏(モ・チョルミン)駐仏大使を召喚し事情聴取した。26日には金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長や趙允旋(チョ・ユンソン)文化体育観光相の自宅などを家宅捜索。他の元首席秘書官らからも聴取した。

 韓国メディアによると、2014年に作成されたとされるリストには、日本で今秋公開された映画「弁護人」の主演俳優ソン・ガンホさんや女優のハ・ジウォンさん、人気テレビドラマ「オフィスの女王」に出演した女優キム・ヘスさんらのほか、英文学賞を受賞した作家の韓江(ハン・ガン)さんや詩人の高銀(コ・ウン)氏らが含まれるといわれる。

 リストは、金元室長が作成を指示し、大統領府の政務首席秘書官室が作成を主導、文体省に伝えられたとみられている。趙氏が当時、政務首席秘書官を務めていた。東亜日報は、国政介入事件で起訴された崔順実(チェ・スンシル)被告が朴氏にリストの必要性を訴えたと報じた。

 趙氏は国会で疑惑を追及され、「リストを作成したことも作成を指示したことも、見たこともない」と否定。崔被告と「話したこともない」と主張した。だが、芸術団体などが趙氏の辞任を強く求めており、文体省が所管する18年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪にも影響しかねない状況だ。

●=吉を2つヨコに並べる

http://www.sankei.com/world/news/161229/wor1612290042-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/161229/wor1612290042-n2.html