「長崎の奇跡」:V・ファーレン長崎の新スタジアム建設に向けて大きく前進か

この件、どうやら大きな動きがありそうです。

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長崎市に専用スタジアム、実現へ意欲 V長崎を日本有数のクラブに 高田社長講演
2018/4/14 00:174/15 09:21updated
©株式会社長崎新聞社

 V・ファーレン長崎の高田明社長は12日夜、長崎市内で講演し、市中心部にサッカー専用のホームスタジアムを建設する計画について「決まれば、相当な決意で進める。皆さんの意向に沿いながら、V長崎を日本有数のクラブにしたい」と改めて強い意欲を示した。

 候補地は三菱重工業長崎造船所幸町工場(幸町)の跡地約7ヘクタール。開発事業者の公募に対し、V長崎の親会社ジャパネットホールディングスのほか、マンションや商業施設、スポーツアリーナの整備を目指す複数の事業者が手を挙げている。4月中に優先交渉権者が決まる予定。

 長崎県民の関心も高く、来場者からは「いつ正式に決まるのか」「できれば諫早から出ていかないでほしい」などの質問が続出。高田社長は「V長崎は21市町全てがホームタウンと捉えている。諫早ではクラブハウスをより充実させて引き続き拠点にするし、五島にはスクールをつくりたい」などと説明した。

 V長崎は講演前日の清水戦で、待望のJ1リーグ戦初勝利を収めた。高田社長は「最後の1秒までドキドキしながら見ていた。本当に感動した。選手、監督の相当な自信につながっている。期待してほしい」と14日のホームG大阪戦への来場も呼び掛けた。
 講演はJリーグのタイトルパートナー明治安田生命の長崎支社が「V長崎を応援する会」と題して開催。顧客、V長崎のスポンサー企業、一般市民ら約400人が聴講した。

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サッカー専用スタジアムの建設実現に向け、改めて意欲を示した高田社長=長崎市元船町、平安閣サンプリエール

https://this.kiji.is/357545866330162273?c=39546741839462401

2018年04月17日 13:33 一般 長崎
スタジアム建設を前進させるV・ファーレン長崎・高田社長の強運
市と三菱重工に「渡りに船」の提案

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長崎造船所幸町工場

 「長崎の奇跡」が続いている。クラブ運営破綻の崖っぷちから一変して、J1昇格を成し遂げたV・ファーレン長崎。その立役者が、崩壊寸前のクラブ運営を引き受け、選手たちが全力でプレーする環境を整えた(株)ジャパネットたかたの前社長・高田明氏であることに異論を挟む余地はない。そして今、長崎の人々の念願でもあった長崎市内中心部のサッカースタジアム建設が現実味を帯び始めている。

 V・ファーレンは、4月11日に行われた第7節、清水エスパルス戦でJ1初勝利をあげ、続く4月14日のガンバ大阪戦は3対0で完勝。J1残留に向けて大きく前進した。大きくふくらむサポーターと地元の期待。さらなる躍進に向けて、交通の利便性が高い市内中心部でのホームスタジアム建設は、必要不可欠な条件ともいえるだろう。

 そのスタジアムの候補地となるのが、三菱重工の長崎造船所幸町工場跡地である。敷地の広さは約7ヘクタール。所有する三菱重工が、18年度末の同工場閉鎖にともない、跡地活用の事業者公募を実施。V・ファーレン長崎の親会社となる(株)ジャパネットホールディングス外資系ファンドと組み、V・ファーレン専用スタジアムの建設を目指して、これに応札した。

 幸町工場跡地は、中心部に平地の少ない長崎市で稀少価値があり、JR長崎駅にも近い。2022年度の九州新幹線長崎ルートの開業に合わせて、長崎駅および、その周辺地域では開発が進み、すでに新しい県庁舎と長崎県警本部が移転オープンしている。さらに長崎市は、ホテルを併設した大型コンベンション(MICE)施設を建設する予定だ。

 長崎市内におけるスタジアム建設は地元ファンの宿願でもあった。14年から15年にかけて声があがった「茂里町スタジアム」プロジェクトには10万人の署名が集まった。当時、そのスタジアムの建設予定地とされていたのが、幸町工場に隣接する長崎市の中部下水処理場(23年度末に廃止予定)だ。

 10万人の署名は、田上冨久長崎市長に提出されたが、「茂里町スタジアム」は、当時、田上市長が実現へ向けて邁進していた大型コンベンション施設の対案的存在でもあり、到底受け入れられるものではなく、寄せられた期待は市政への失望へと変わった。そのうち、V・ファーレン長崎の経営危機が表面化し、スタジアムどころではなくなったのである。

 「実は当時、茂里町スタジアムの実現に向けて、三菱重工に対して幸町工場の土地活用の働きかけが行われていた。署名運動で高まった市民の期待も含め、現在のスタジアム建設を進める土壌は、すでに整っている」(地場不動産業者)。V・ファーレンが起こした奇跡によって、スタジアムの夢が復活した。一度は断念した市民の期待に応えたい長崎市の田上市長、跡地活用に公共性が求められる三菱重工の両者にとって、地元の理解をすでに得ているV・ファーレンの専用スタジアム建設は「渡りに船」ともいうべき提案ではないだろうか。

 三菱重工の公募は16日に締め切られ、今月中に事業者を決定する予定。その直前におけるV・ファーレン長崎の2連勝は大きな追い風となる。クラブを立て直した経営手腕もお見事ながら、さらに大きなチャンスを招き寄せる高田明氏の強運には舌を巻くほかはない。

【山下 康太】

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三菱幸町工場の跡地活用 ジャパネット選定へ
2018/4/17 11:30
©株式会社長崎新聞社

 三菱重工業が、長崎造船所幸町工場一帯の跡地活用の公募を巡り、サッカーJ1、V・ファーレン長崎の専用スタジアム建設を目指すジャパネットホールディングス佐世保市)などの企業グループを優先交渉権者に選定する方針を固めたことが16日、分かった。

 跡地活用の事業者公募では、五つの企業グループが事業計画を提案。審査では経済波及効果や土地取引額が焦点となり、ジャパネットのグループが評価された。三菱重工は16日までに5グループに審査結果を通知した。優先交渉権者は月内に正式決定し、土地売買などの条件を詰めた上で夏ごろに正式契約を結ぶ予定。

 ジャパネットは米総合不動産業ジョーンズラングラサールの日本法人と連携。サッカースタジアムは2万3千人収容で約5年後の完成を目指す。子会社V長崎の現在の本拠地トランスコスモススタジアム長崎諫早市)は駐車場不足に加え、最寄り駅から徒歩で約30分かかり交通アクセスに課題があるとされる。県立施設のため、他の競技との兼ね合いで使用時間が限られることもあったという。これに対し、幸町周辺は公共交通網が比較的充実している。

 ジャパネットなどは幸町の跡地で300室のホテルや300戸のマンション、アリーナ、商業施設の整備も計画しているもようだ。

https://this.kiji.is/358781238515450977

経営危機に陥ったクラブを立て直し、一気呵成にゼイワン昇格を実現しただけでなく、序盤から白星を挙げる健闘を見せている中で、長崎駅浦上駅から目と鼻の先の市内超一等地でのスタジアム建設計画が動き出す。これを奇跡と言わずして何といえばいいのか、って話ですよ。

ekagen.net

ここで、V・ファーレン長崎連勝のかっこいいシーンを貼り付けたいところなのですが、申し訳ありません。そのことを考えるとこんな顔になってしまいます。ご勘弁ください。

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