理系ドクターの高校教員への道開拓に向けた大阪府立大と大阪教育大の取り組み

以前にも和歌山の取り組みを記事にしたことがありますが、さらにこうした動きが拡大することを期待します。中等教育と官僚の世界は今後、高学歴化を進めるべき分野だと、個人的には思っていますので。

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理系博士号取得者を高校の教員に
08月20日 11時10分

f:id:bluetears_osaka:20180821093953j:plain:left大阪府立大学は博士号取得を目指す理系の大学院生を対象に、大阪教育大学と連携して来年度から高校の教員を養成する特別プログラムを始めることになりました。

これは、大阪府立大学大阪教育大学が連携協定を結んで来年度から始めるものです。

理系の大学院では博士号取得を目指す学生が多くいますが、大学や企業での研究職のポストは限られているため、博士号を取得したあとのキャリア形成が課題となっています。

このため大阪府立大学大学院は工学研究科など3つの理系の研究科について、博士後期課程の学生を対象に大阪教育大学で開かれる高校の教員を養成する特別プログラムを受講できるようにするということです。

大阪府立大学によりますと、高校教育の現場では授業で本格的な実験を行ったり、国際科学オリンピックへの出場を目指したりと理科教育に力を入れるところが増えているということで、博士号を持った教員が求められているということです。

大阪府立大学は「大学院で身につけた深い専門知識を研究だけでなく教員として生かすという新たなキャリアパスを学生に提案したい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20180820/2000005421.html