釜山に渡って映画「麻薬王」を観る。

ま、ほぼ毎年のことになってますが、今年はエアプサンで。

とりあえず宿に荷物を預けて、西面のNC百貨店上のロッテシネマへ。ちょうどいい時間の上映があったので、そのまま観ることに。

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今回は、映画の情報をまったく持たずに来たために、ほぼその場で観る映画を決めました。これにした決め手は、題材とソンガンホとペドゥナでした。青少年観覧不可でしたが、そこはさすがにクリアしています。

sportsseoulweb.jp
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ともあれ、そんな感じで適当な観方をしたので、ストーリーを追うのはけっこう苦労したのです。実際の事件を題材に、しがない運び屋から「麻薬王」と言われるまでに上りつめ、そこから転落して狂気に染まる人物をソンガンホが演じています。舞台は釜山、そして大阪・神戸。描かれるのは、日韓にまたがって広がる裏社会。

ヒロポンだのスピードだのいった言葉が飛び交いますし、それらを使用するシーンや暴力シーンもありますから、内容的にはけっこうハードです。が、そこはやはりソンガンホ、笑いを誘うような場面もけっこうあります。日本を舞台に日本語でやり取りするシーンも思った以上にありました。

あとは何と言っても、ペドゥナの颯爽とした姿を愛でることができる点、それだけでも極私的には観る価値あります。

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まあこれはたぶん、日本でも公開されるでしょう。字幕版で復習ですね。


追記:そういえば、この映画観ながら、この人のこの発言を思い出しました。

実際、この人って下品で無粋だとは思うんですけど、それだけではどうも言い尽くされていない気がしていました。

たぶん、あれなんですよね。この人が口にしている「猥雑」とか「雑多」とかいうのには、「麻薬王」で描かれているような大阪の「裏社会」の内容が混ぜ込まれているんですよ。つまり、何というか、某維新政党の問題は、「裏が表に露出して侵食している」ということなのではないかなあ、と思ったのでした。

とすると、なおのことこれは何としても上映せな。>シネマート心斎橋