2019年のセンバツ、東邦が30年ぶり5度目の優勝を飾る。

センバツ史上に残る劇的な幕切れとなったあの年以来の優勝なわけですね。

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そして、春優勝5回・勝利数56という、中京大中京を引き離して全国トップの記録も、東邦関係者にとっては留飲の下がる数字でしょう。

東邦・石川「力を出し切れた」2発&3安打完封
[2019年4月3日23時4分]

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習志野対東邦 優勝し歓喜の石川昂弥(左)ら東邦ナイン(撮影・清水貴仁)

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習志野対東邦 5回裏東邦2死二塁、石川昂弥は左中間2点本塁打を放つ(撮影・奥田泰也) 習志野対東邦 優勝し歓喜の東邦ナイン(撮影・清水貴仁)

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習志野対東邦 優勝し歓喜の東邦ナイン(撮影・清水貴仁)

センバツ高校野球:東邦6-0習志野>◇3日◇決勝

東邦(愛知)の二刀流、石川昂弥投手(3年)が投打で、30年ぶりのセンバツVの原動力となった。

バットでは、1回1死一塁から左腕山内翔大投手(2年)のスライダーを捉え、バックスクリーン右に先制2ラン。さらに5回2死二塁で、飯塚脩人投手(3年)から右中間席にこの日2発目となる2ランを運んだ。8回には先頭打者として二塁打を放ち、貴重な追加点を呼び込んだ。

投げては全5試合に先発。前日1日の準決勝では143球を投げて9回2失点完投していたが、この日もマウンドでコーナーを巧みにつく投球。好フィールディングも随所にみせ、3安打で完封勝利。二塁も踏ませなかった。

お立ち台で「甲子園で優勝することを目標にやってきた。達成できてうれしい。自分の力を出し切るだけと思っていた。それができたと思います。(本塁打の1本目は)打った瞬間にいったと思った」と喜びを言葉にした。

森田泰弘監督(59)は「平成最後の優勝を何が何でも私たちで成し遂げようとやってきた。ホッとしたのとうれしい。石川には今日は1人で投げて打ってやってくれと言った。たいしたもの。やってくれた」。指揮官は4日が誕生日で、最高の還暦を迎える。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201904030000469.html

ネット中継で試合を見ていましたが、好投好打攻守で東邦を勝利に導いた石川昂弥主将の活躍が圧巻でした。これだけ完璧なパフォーマンスができるってのは、自分がコントロールできる以上の力が発揮されてのことだと思うんですよね。いくら実力の裏付けがあったとしても、やろうとしてできるものでもない。

それを甲子園の決勝戦でできたこと、見てて羨ましい限りです。

松坂も出来ず 東邦・石川の完封&2発/データ
[2019年4月4日7時42分 ]

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習志野対東邦 習志野打線相手に力投する東邦先発の石川(撮影・上田博志)

センバツ高校野球:東邦6-0習志野>◇3日◇決勝

東邦(愛知)が習志野(千葉)に快勝し、平成の最初と最後のセンバツ制覇を果たした。エースで主砲の石川昂弥投手(3年)が2ラン2発、投げては3安打完封という史上初の快挙。東邦を単独トップのセンバツ5度目Vに導いた。

   ◇   ◇

東邦・石川が平成の最後に大正、昭和時代を通じてもない快挙を連発した。完封&2本塁打は、決勝に限らず春夏を通じて史上初めてだ。決勝で二塁を踏ませない投球は大会初。夏も98年ノーヒットノーラン松坂大輔(横浜=対京都成章)はやっておらず、39年嶋清一(海草中=対下関商)と61年尾崎行雄(浪商=対桐蔭)しか見られない。

97球で完封したが、決勝の完投97球以下は76年黒田真二(崇徳=対小山で93球)以来の少なさ。投打二刀流に加え主将も兼ねる。エースで主将の優勝は68年吉沢敏雄(大宮工)以来で、夏を含めても80年愛甲猛(横浜)以来。究極の独り舞台になった。【織田健途】

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201904040000107.html

記録を振り返った記事には、KKコンビのPL学園を破った岩倉の山口重幸や伊野商の渡辺智男、それに沖縄尚学東浜巨清峰今村猛という、名だたる名選手が挙がってます。それに比肩しうるだけの、センバツ球史に残る好投だったと思います。

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東邦・石川の主なセンバツ大会記録/メモ
[2019年4月4日7時47分 ]

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習志野対東邦 閉会式で優勝旗を手にする東邦・石川主将(撮影・清水貴仁)

センバツ高校野球:東邦6-0習志野>◇3日◇決勝

東邦(愛知)が習志野(千葉)に快勝し、平成の最初と最後のセンバツ制覇を果たした。エースで主砲の石川昂弥投手(3年)が2ラン2発、投げては3安打完封という史上初の快挙。東邦を単独トップのセンバツ5度目Vに導いた。

<東邦・石川の主な記録>

◆1試合で完封&2本塁打

決勝に限らず春夏通じて史上初

◆決勝で完封&本塁打

85年春渡辺(伊野商=1本塁打)以来2人目(夏はなし)

◆決勝で投手のVアーチ

春は初。夏は15年小笠原(東海大相模)だけ

◆1試合2本塁打

大会最多タイ(25人目)。決勝は17年藤原(大阪桐蔭)以来2人目

◆大会通算3本塁打

15年松本(敦賀気比)以来の最多タイ(11人目)

◆春決勝で完封&猛打賞

08年東浜(沖縄尚学)以来2人目

◆春決勝で完封

09年今村(清峰)以来。被安打3以下は84年山口(岩倉=1安打)以来

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201904040000121.html