【堺の風景】大仙公園・堺市平和塔

いくら世界遺産になったとはいえ、古墳を見て回っていいような暑さではなく、平和塔を見に行くのに適した気候でもありませんでした。

行った私が言うのですから、間違いありません。









www.city.sakai.lg.jp
f:id:bluetears_osaka:20190807165157j:plain

www.soumu.go.jp

説明文

 世界恒久の平和は、人類共通の願いです。

 私たちは太平洋戦争の尊い犠牲において、平和希求を全国民的な合意といたしました。そうして、戦後25年有余を経た現在焦土の中から立ちあがった日本の国は、産業経済の高度成長もめざましく躍進をつづけております。

 わたくしたちの堺のまちは、このたくましい息吹の中で、今や阪神経済圏の一翼をになって国際的に雄飛する百万都市建設の理想にむかって、日進月歩の発展をつづけています。

 それにつけても、私どもは今日の平和と繁栄のかげに多くの戦争犠牲者のあったことを忘れ去ることができません。

(中略)

 今回堺市が、多年の市民の渇望にこたえて、大仙公園内の一角に聖地をえらんで、世界の永遠の平和を念望し、郷土の戦争犠牲者の霊名を念誦して、堺市平和塔の建設に着手せられました。即ち、地上60.5mに及ぶ市章をかたどった三角柱の立塔と直径7mの円形の礼拝堂を主体として、周囲の環境と調和を保ち近代的な感覚を鉄筋コンクリート造りにもりあげて今年6月にその竣工を期せられています。

(以下略)

出典:堺市平和塔建設募金趣意書(昭和46年4月)
※一部抜粋