死の哲学

さくらんぼと死の哲学

「生者の死の経験」というものを前提にしてみると、大塚愛の歌が違うところから聞こえてくるようになった。さくらんぼ (CCCD)アーティスト: 大塚愛出版社/メーカー: エイベックス・トラックス発売日: 2003/12/17メディア: CD購入: 1人 クリック: 41回この商…

「ああ今、俺死んどるがな」

死後生のお話。死んだらどうなるか。死んだ後も、生きてたときと同じように、この世界を見ることができるのか。んなもん分かるわけがない。死んだことなんてないんだから。生者にはただ、生きて死者を見送った経験があるだけである。今までいたところからい…

森岡正博

私が「死の哲学」なんてものを考えるに至ったきっかけの一つに、森岡正博の本に出会ったことがある(あれは森岡さんの講演を聞いたのが最初だったか…正確なことは忘れた)。宗教なき時代を生きるために作者: 森岡正博出版社/メーカー: 法蔵館発売日: 1996/03…

上原専禄

死者・生者―日蓮認識への発想と視点 (1974年)作者: 上原専禄出版社/メーカー: 未来社発売日: 1974メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る「まだ読んでなかったのか?」と言われれば返す言葉もないが、この本を注文した。まさか、ウチの…

鷺沢萠

古本屋で、ふと鷺沢萠の名が目に入った。自殺した当時、その理由については様々に取り沙汰されたが、遺書もなく、仕事や友人関係での悩みも周囲に心当たりはなかったと言う。どっちにしろ、ホントのことなんてわかるはずもない。ただ、周囲が思っている以上…

愛と死

「死の哲学」なんてことをもそもそ考えていると、「死の専門家」呼ばわりされることがある。正直、あまり本意ではない。死について考えるということは、愛について考えることでもあるわけで。では「愛の専門家」と呼ばれたいかというと、それはそれで胡散臭…