大人と子ども

他人に借りを作るまいとツッパるなんて、子どものすること。
自分の手に負えないことを手に負えないと認めて、お願いして頼りにして借りを作る。
その有り難さを身体の芯まで沁みこませているからこそ、大人は他人に貸しを作ることができるのだ。
自分の手に負えない局面を他人を頼って打開すること、借りを作って申し訳ない思いを抱えること。そんな事々を恐れるな。

幸せの絆は「ありがとう」と「ごめんなさい」だと大塚愛は言う。僭越ながらそこにもう一言、「お願いします」を付け加えよう。

ガキであることにしがみつくな。大人になれ。