大塚愛を手がかりに死の哲学を考えようとしている私ではあるが、死について考えようとすれば、宗教や宗教学についてもある程度は関心を持つようになる。
例えば、戦死のような非業の死について考えようとすれば、戦没者慰霊のような問題についても考えることになる。とりわけ日本のそれに関連して出てくるのが、「国家神道」というテーマである。
そうした「国家神道」論の最新の議論の一つが、島薗進東大教授の下記の論文であったりする。
「国家神道はどのようにして国民生活を形づくったのか?――明治後期の天皇崇敬・国体思想・神社神道」
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