新韓銀行本店でリベンジを試みる。

以前、ここで書いたが、新韓銀行大阪支店で韓国で使える銀行口座を開設しようとして挫折したことがあった。そこで今回、わずかな暇を見つけて新韓銀行本店に行き、口座開設にチャレンジしてきた。

新韓銀行本店の入っているビルである。
振り返るとそこには、再建工事中の南大門を取り囲むフェンスがある。

ビルに入って本店営業部に行き、日本語のできる方がいるかどうかを受付で尋ねる。もちろん口座を開設したい旨も伝える。
日本語のできる行員は奥にいるからそちらへ行ってくれと言われたので行ってみると、そこには「VIP LOUNGE」の文字が輝いている。すいません私のような下々の者がこのような場所に。でもやむを得ないので扉の向こうに入って、同じことを伝える。
しばし待った後、流暢な日本語を操る行員の方を紹介され、改めて日本語で用件を伝える。

さて、結論から述べると、新韓銀行の口座を開設して通帳を作ることはできた。必要書類としては、とりあえずパスポートがあれば何とかなる*1
ただし、である。

  • 韓国内に住所を持っていない外国人はキャッシュカードを作れない。したがって、入金は通帳のみで可能だが、預金引き出しの場合、本支店窓口でのみ取り扱い可となり、通帳と印鑑(登録した場合、そうでなければサインで可、のはず)・口座開設時に登録した暗証番号(4桁)がそこでは必要になってくる。
  • キャッシュカードを作成するには、留学や仕事で渡韓し、定住住所ができてから、改めて手続きをする必要がある。
  • その場合も、クレジットカード・チェックカードの類は、外国人については一切不可。

…というのが、その際に受けた説明である。あちこちで見かける「韓国の銀行に口座開設」という数年前までの情報を見ていると、今はただただ不便になったなあ、という感想しか出ない。
したがって、いま韓国の銀行口座をすでに持っていて、キャッシュカードやチェックカードを持っている人は、思っている以上に貴重である可能性がある。下手に解約して他銀行に乗り換えようとすると馬鹿を見るかも知れないので、そのへんの判断は慎重にした方がいいと思われる。

*1:印鑑を求められるが、そこはサインでもOK。印鑑で登録した場合、後述するように、その印鑑を韓国でも携帯しておく必要が出てくる。他でも使っている印鑑を使ったり、どこかに紛れてしまうような印鑑を使ったりすると、後々不便が生じる。