ウリ銀行で口座を作る。

これまで何度か韓国で銀行口座を作ろうとしては色々と苦労してきたことを書いてきた(ここここなど参照)が、今回ようやく韓国の銀行に口座を開設することができた。

現職場の身分証がようやくできてきたので、それを機会として行政室の方に頼み、銀行までついて来てもらった。
そこそこ長期とは言え、今回は外国人登録を必要としない90日以内ギリギリの滞在。そのあたりが手続き上ネックとなるのはこれまでの経験からも明らかであった。そこで、職場の信頼を後ろ盾として、何とかその関門を突破しようとしたのである。
行き先は職場と同じ敷地内にあるウリ銀行。すでに両替などで何度かお世話になっている。
まずついてきてもらった職員の方から話してもらう。今回は外国人登録証こそないものの、職場の身分証もあるし、その身元を保証してくれる人もいる。住所も携帯電話もある。
話を聞いた銀行の行員の方は、少し首を傾げつつもカタカタカタとキーボードを叩き、やがて何枚かの書類を出してきて記入するように言ってきたのでそれに記入する。住所・氏名・生年月日・電話番号その他いくつかの項目。何枚か同じような項目を書き、それぞれにサインもした。
その途中で、「やっぱり身分証が必要だ」というようなことを付き添いの職員の方に言っている。自分の身分証を出せばいいのかと思ったが、言われた本人が身分証を取りに戻っていった*1
そんなことがありながらも、何だかんだと手続きは進み、キャッシュカードのデザインを選ばされ、そうこうしているうちに通帳もカードもできあがってきた(身分証云々はどうなったんだ?)。
こうして比較的あっけなく、ウリ銀行に口座を持つことができた。

結論としては、ここで書いたとおり、やはり「社会的信用のある韓国人と一緒に行って、その人に話してもらう」というのがいちばんであると思われる。
事務処理を見ていても思ったが、私のような外国人をシステム的にはじくようにはなっていない。その辺はあくまで窓口の対応に任されているのであり、応対の行員がOKだと思えばOKなのである。


さて今度は、通帳だけあってキャッシュカード作成を拒否られたままの新韓銀行でカード作りに挑戦してみようか。

*1:…らしい。そのとき私は書類書きに集中していて、彼女が職場に戻って行ったのを知らなかったのである。彼女が戻ってきたのは、実は手続きがぜんぶ終わった後だった。