ホテルをチェックアウトした後、タクシーで南原駅に向かう。ここから西大田までセマウル号で移動である。
昨日、全州から南原までの間をバス移動しているときに気付いたことだが、全羅線は現在、全線に渡って複線化・直線化・高架化といった高規格化に加えて電化の工事を進めている。セマウル号・ムグンファ号の体制であれば電化工事は必要ないので、これは明らかにKTX乗り入れを前提としたものである。全州や南原で駅をわざわざ不便な郊外に移転したのも、その他にも訳のわからないところにやたら立派な駅が作られてたりしているのも、路線の高規格化を優先した結果であろう。
で、KTXの全羅線乗り入れが実現した暁には、私が乗った現行のセマウルと同じく、익산(益山)で湖南線(光州・木浦方面)の列車と分割・連結する形になるのではないか。肥前山口駅で佐世保線の「みどり」と長崎本線の「かもめ」が分割・連結するようなものである。
ともあれ、2時間と少しで서대전(西大田)に着いた。昔はもっとローカル線っぽい駅だったような気がするが、それなりにKTX停車駅っぽくなっている。
もっとも、京釜線の大田駅とは違って地下鉄と接続しておらず、最寄りの서대전네거리(西大田ネゴリ)駅までは10分ほど歩かなければならないあたり、やっぱり扱いは軽いような気もする。