【高校野球】PL学園‐大阪桐蔭

意地と意地とが激突した大阪の強豪対決は、PL学園の気迫が上回ったようだ。

このレベルになると、前年度の勝者がライバルを返り討ち、というのは至難の業なのかも知れない。

PL、大阪桐蔭の夏連覇の夢砕く!/大阪
2009.7.30 15:37

1回、左越えに2点本塁打を放つPL学園・藤本=舞洲ベースボールスタジアム(撮影・澤野)

 第91回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間・甲子園)の大阪大会は30日、準々決勝4試合が行われ、注目の強豪同士の激突はPL学園が昨夏の甲子園大会を制した大阪桐蔭を10−5で下して、ベスト4入りを果たした。

 PLは一回、藤本の2ランで先制、本来正捕手の藤本はこの試合は左翼で出場。5回戦までは不振に苦しんだが「外野だと打撃に集中できる」と四回にも2点二塁打を放ち、計4打点をマーク。「桐蔭だけには負けたくなかった」という気迫がこの日の打撃につながった。

 六回までに8点を許し、コールド負けのピンチを迎えた大阪桐蔭だったが、七回に3点を返して意地を見せる。さらに八回に1点を追加して3点差に迫ったが、その裏PLが2点を奪って突き放した。大阪桐蔭夏の甲子園連覇は絶たれた。

 そのほかの準々決勝では、大商大堺が八回、一挙8点を奪って逆転に成功、関西創価を9−4で破った。関大北陽は2−2の八回に1点を勝ち越し、2年ぶりの4強入り。履正社は初回に3点を先制、五回にも3点を挙げ、6−0で上宮太子を下した。先発の橋本は2試合連続の完封勝利。

 この結果により31日の準決勝は大商大堺関大北陽履正社−PL学園の組み合わせで行われる。

http://www.sanspo.com/baseball/news/090730/bsm0907301538023-n1.htm
http://www.sanspo.com/baseball/news/090730/bsm0907301538023-n2.htm

まあそれにしても、「大阪桐蔭に勝ったとしても次がPL学園」という組み合わせでは、茨高の甲子園初出場はどっちみち難しかったか…。