身体の中に残っている感覚

もう涙も出ないのに、涙が身体の中に残っている感覚。

充分に休んだはずなのに、けだるい疲れが身体の中に残っている感覚。

心ここにあらず、しかも心が濁っている感覚。

視界も思考も、どことなくぼやけている感覚。


まだ何かを、越えていないようだ。